避難生活続ける人の課題探る 馳浩知事が避難所を視察

馳浩 石川県知事は、県内の避難所を視察しいまだ避難生活を続けている人の現状を把握したほか課題を探りました。金沢市額谷町の額谷ふれあい体育館を訪れた馳知事は、避難生活を続けている人と今の心境などを膝を割って話し合いました。

この体育館には輪島市南志見地区の被災者が避難していて、多い時には143人いましたが現在は仮設住宅やみなし仮設などに引っ越し38人が暮らしています。また、5月14日以降は、南志見地区に完成した仮設住宅に移る人も多いということです。

被災者
「良い住宅を作っていただきありがたい。輪島市が公民館に診療所を作ってくれる。」

馳知事
「孤立化させない集会所があって、商店があって、人の集まる場所を作る孤独死が心配」

馳知事は2次避難所に移る前に一時的に被災者を受け入れる、1.5次避難所のいしかわ総合スポーツセンターも視察しました。現在、見守りや介護を必要とする被災者を含め99人が生活していますが、中には3か月以上にわたり滞在している人もいるということです。

馳知事
「医療的支援も行っている。災害関連死を防ぐのが私のミッションなので役割を果たしている。」

馳知事は、介護が必要な被災者のクッション的な役割を果たしているとして1.5次避難所の有効性を強調。出来るだけ早くふるさとに帰れるよう県としても最大限努力すると語りました。

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