世界初の耐低温自動水素充填ロボットが「勤務開始」―中国

世界初の耐低温自動水素充填ロボットが最終段階の水素充填の自動化を実現した。

中国国家エネルギー集団国華投資(水素エネルギー公司)が29日、「世界初の耐低温自動水素充填ロボットがこのほど、国家エネルギー集団重量貨物鉄道水素充填科学研究モデルステーションでの試運転を完了した後、『勤務開始』し、最終段階の水素充填の自動化を実現した」と明らかにした。科技日報が伝えた。

国華投資蒙西分公司巴図塔水素充填ステーションの職員の王子嘉(ワン・ズージア)氏は、「耐低温自動水素充填ロボットは、先進的な力制御ソフトフローティング技術を採用し、水素充填ノズルの使用におけるトルクの自動識別を実現し、耐干渉の3D視覚カメラによってリアルタイムの測位を行い、移動するターゲットに基づく視覚測位を行うことができる。屋外の光の条件下で、同ロボットは自動的に防爆キャビンのドアを開き、水素充填ノズルをつかみ、視覚システムで識別し、水素充填口に挿入し自動でロックし、ノズルを引き抜き、システムをリセットするといった水素充填プロセスを自動で行うことができる上、人の手を必要としない」と説明した。

優れた安全性能も同ロボットの大きな注目点だ。同ロボットは最高レベルの水素防爆要件を満たし、システム及び人員の安全を最大限に保証できる。王氏は、「同ロボットに組み込まれた自動危険認識機能により、水素充填中に車および環境をリアルタイムでモニタリングできる。異常を発見すれば直ちにトルク異常やリアルタイム警報・ロックなどのセキュリティ操作を行う」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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