iPhoneにアラームが鳴らないバグ。アップルも問題認知、修正取組中

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アップルは、SNSで指摘が相次いでいる「iPhoneのアラームが鳴らない」問題についてソフトウェアのバグが原因であることを認め「修正に取り組んでいる」とNBCに対して述べた。

このバグは、今年3月中旬頃から発生し始めた。またすべてのiPhoneで問題が共通しているわけではなく、正常にアラームが鳴るiPhoneもあるという。

発生の原因や、すべてのiPhoneでは無く一部で発生する事由についてアップルは詳しく述べていない。普段からiPhoneを目覚まし時計代わりにしているユーザーは、当面は他のアラーム機能を持つ品を併用すべきかもしれない。

アラームを使っているユーザーは、 iPhoneの設定アプリにある「サウンドと触覚」の項目を開き「着信音と通知音」のボリュームスライダーが適切な位置にあるのを確認しておくと良いかもしれない。また、スライダーの下にある「ボタンで変更」がオンになっていると誤ってアラームの音量を下げてしまう可能性があるので、オフにしておくと良いだろう。

なお、TikTokユーザーの間では、設定アプリの「Face IDとパスコード」にある「アテンション認識機能」をオフにすると効果があるという情報が共有されている。これは、アラームが鳴っているときに画面を見るとすぐにアラーム音量を下げる機能に関する設定だ。

iPhoneのアラームがならない問題が発生したのは今回が初めてではなく、iOS 9がリリースされた後、一部のアラームが鳴らない問題が発覚していた。さらにさかのぼると、2010年には夏時間の処理の不具合で、また2011年の年始にも何らかの問題でアラームが機能しなくなった事例があった。

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