水原一平容疑者の“賭博スキャンダル”、新事実をNY紙も報道「大谷翔平の口座→胴元→カジノ→チップ→ギャンブル→現金化」

元通訳の水原一平容疑者が大谷翔平の銀行口座から1600万ドル(約24億5000万円)を不正送金したとして訴追された事件で、新事実が明らかになった。米放送局『ESPN』によると、違法賭博の胴元マシュー・ボウヤー氏は、水原容疑者から受け取った金をカリフォルニアとラスベガスにあるカジノの口座に送金。チップに変換してギャンブルを行ない、勝った場合に現金化していたという。

ボウヤー氏を含む関係者は、カリフォルニアの『Pechanga Resort Casino』やラスベガスにある『Resorts World Casino』の常連客。49歳のボウヤー氏は2022年から23年10月までに790万ドル(約12億円)を失っており、自宅を家宅捜索された後に全米のカジノへの入場を禁止された。
この報道には、全米のメディアが注目。『New York Post』も『ESPN』の記事を引用しながら、「水原容疑者の賭博と窃盗容疑は、ボウヤー氏への捜査の過程で大谷の名前が出てきたため、3月に韓国で行なわれた開幕シリーズの際に明るみとなった。4000万ドル(約63億円)以上の負債を抱えた元通訳は、大谷から1600万ドルを盗んでいた。水原容疑者は4月に当局に出頭し、2万5000ドル(約390万円)の保釈金を支払って釈放。銀行詐欺罪で、最長30年の禁固刑に処される可能性がある」と伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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