好調ソフトバンクに新たな不敗神話が誕生 4番山川穂高が打点を挙げれば11戦10勝1分け 小久保監督「4番が打った試合は負けられない」

2回に先制ソロを放った山川(右)を迎える小久保監督(左から2人目)(撮影・穴井友梨)

◆ソフトバンク8―0楽天(30日、みずほペイペイドーム)

ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が先制の6号ソロ本塁打を放った。2回無死、中越えの一発。「完璧に捉えることができました。先制のホームランとなって良かったです」。打点に加え、本塁打もリーグ単独トップ。2冠に躍り出た。

持ち味の本塁打もさることながら今季は打点を荒稼ぎしている。12球団断トツの29打点。試合数の26を上回り、年間160打点ペースと記録的に積み上がっている。

さらに殊勲打も多い。開幕戦での勝ち越し本塁打から始まり、先制打が4本、同点打、逆転打が1本ずつと大事な打点も挙げている。そして今季打点を挙げた11試合は10勝1分けと一度も負けていない「不敗神話」をつくっている。かつて甲斐が打点を挙げれば負けないという「甲斐打点」神話もあったが、今年のホークスは4番に頼もしい神話が誕生した。

現役時代に長く4番を務めた小久保裕紀監督は「僕らのころは、4番が打った試合は負けられないとよく言っていましたね」と話した。山川の打点が増え続ける限り、ソフトバンクの白星もどんどん増えていきそうだ。

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