4月30日夜にみなと銀行（神戸市中央区）でシステム障害が発生し、ネットバンキングを使った振り込みなどができなくなり、顧客から約300件の問い合わせ電話が寄せられたことが1日、同行への取材で分かった。同行での大規模なシステム障害は2013年8月以来、約11年ぶり。同行は原因について、月末と連休の谷間が重なって資金のやりとりが集中し、システムの処理能力を超えた可能性が高いとみている。
障害は30日午後7時20分ごろに発生。ATMやネットバンキング、スマートフォンアプリからの振り込みなど全取引が一時止まり、同10時7分に復旧した。
同行は兵庫県内約180カ所に計約400台のATMを設置している。このうち午後11時まで稼働している11カ所に社員を配置し対応したが、大きな混乱はなかったという。店舗の窓口に影響はなく、1日も通常通り営業した。
同行は「お客さまに多大なご迷惑をかけ、深くおわびする。取引ができなかった方には個別に対応する」としている。同行フリーダイヤル0120.083710（平日午前9時～午後5時）（高見雄樹）
