アニメ『ザ・ファブル』ダメ男を酔いつぶして弄(もてあそ)ぶ…作中屈指の人気シーンが“100回見れる”と話題「漫画以上にゲスいw」

毎週土曜24時55分より日本テレビ系にて順次全国放送中のTVアニメ『ザ・ファブル』。本作は、1年間の“休業生活”を命じられた最強の殺し屋・通称ファブルが佐藤明(あきら)として普通の生活を送ろうと奮闘するアクションコメディー。4月27日の第4話『命の話……』では、多くの原作漫画ファンが心待ちにしていた“作中屈指の名シーン”が放送。明の“妹”である洋子が、真黒(まぐろ)組の下っ端で下心丸出しの男・高橋を酔わせまくり翻弄(ほんろう)する様子が描かれた。テキーラをしこたま飲まされたあげく、レモンとライターの見分けもつかなくなるほど泥酔した高橋と、そのだらしない姿を見れば見るほど高揚していく洋子…。なかなかにゆがんだその“癖(へき)”に、SNSでは「もうやめたげてwww」「一番狂ってるの彼女でしょw」「ある意味ファブル以上にヤベぇ人で超笑ってる」「神回すぎる、100回見れる」と話題に。原作ファンからも「ヨウコ無双きたーーw」「漫画以上に洋子がゲスくて草」と大満足の声が飛んだほか、洋子の声を務める沢城みゆきの演技力についても「唐突の沢城みゆき劇場開幕」「沢城さんセクシーすぎる」「おいでぇ~って呼ばれてぇw」と絶賛だった。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆ファブルの相棒・洋子の素顔(?)

明に不信感を抱く真黒組の若頭・海老原の命令で、洋子を夜の街へと連れ出した高橋。海老原には「妹から兄貴のことを探れ」と言われていたが、“1軒目”の焼肉店で『食べ放題3000円コース』にもうれしそうに笑う洋子に内心惚(ほ)れかけていた。だが、当の洋子は心の中で「単品の特上ハラミが食べたいわ」「(迎えの車も)ベンツじゃないのね」と不満だらけ。しばらく楽しいフリを続けていたが…。

2人はやがて、街のBar Buffaloへ。少し“高そう”な雰囲気を察した高橋はすぐさま「(ヨウコさんどれくらい飲むんや?もしかして──を計算に入れて、タクシー代にホテル代…そしてさらに帰りのタクシー代も…)」と頭を働かせる。そんな下心を知ってかしらずか、洋子は「アタシ、この店で酔いたい──いい?」と頬を赤らめておねだり。高橋は「もちろん!」と即答すると、“事”が済んだ後は電車で帰ろうと早速考えを改める。

すると、洋子はカウンター席へ着くなり「ボトル、おろしていい?高橋くん♡」と続けておねだり。もちろん高橋はこれにも快諾。その腕に洋子が抱きついてみせると、「(マジかァ〜〜いけるッ、いけるかも…!よし──歩いて帰ろう──!!)」と、したり顔を浮かべるのだった。

心の中で高橋への不満をつぶやいていた洋子 『Buffalo』へ来てからはその“本性”を見せ始める…(画像は第3話より引用)

「テキーラ、13杯目ェ〜〜イエ〜イ!」。グラスを重ね、すっかり酔いの回った2人。洋子はまだまだ元気そうだが、高橋の目は無くなりそうなほどにとろんとし、呂律(ろれつ)もだいぶ怪しくなっていた。グラスを空にした後は輪切りのレモンをひとかみ…そんな自然な動作も満足にできず、隣に座る洋子から“レモンは目の前にある”と言われても、間違えてライターやスマホをしゃぶってしまう始末。かたや洋子は「(目の前のレモンすら酔ってて見えない、このだらしなさ…ステキだわ!)」と、へべれけな高橋に心を躍らせていた。

「高橋くん──レモンはこれよォ、ほらァ♪」。洋子が手渡したのは、なんとグラスのコースター。なんの疑いもなく受け取った高橋は目をそっと閉じ、するはずのないレモンの酸味を堪能する。洋子は思った。「(なんてカワイイの──。“最初”は引いたけど、この子──酔えば酔うほどカワイイじゃない!)」

しばらくすると、高橋は当たり前のようにトイレで嘔吐(おうと)。声をかける洋子に、「だ〜いじょぶ、だいじょぶ、すぐもどるから、まってれりれ〜〜」と必死の笑顔で返事を絞り出す。その様子があまりにもかわいく思えた洋子は「(便器に顔突っ込んで、“まってれりれ〜”名言ね──!)」と、こぼれる笑みを抑えきれない。ひとまず高橋が落ち着くのを待とうと、洋子は先にカウンター席へ。戻りがてら、ふと考える。「(いつから──男の好みがこういう弱い、だらしのないのが良くなったんだろ…。お兄ちゃん──と称する強すぎる男としばらく仕事してたせいかしら──…)」。

洋子と高橋

◆もはや名言「タクシーー!!」

完全に千鳥足の高橋は、トイレから戻ってくるのさえ一苦労。カウンター席の洋子からその姿は見えないが、ドタドタと、しきりにどこかにぶつかるような音を立てながら近づいてくるのが分かった。「(来るッ…さぁ──どんな顔で──どんなふうに登場するの…? コンサートの始まりを待つような気分だわ──。さぁ──さぁ──高橋くん…ッ!!)」。それからまもなく高橋が背中から、なぜか後ろ歩きで姿を見せた時、洋子は心の中で歓喜の悲鳴をあげた。

「こっちよ──こっちこっち〜。もう少し!」。洋子の黄色い声援が店内に響く中、高橋は周囲の客に迷惑をかけながらもなんとか彼女の元へとたどり着くが、その矢先「おまたへ…」という言葉とともにダウンしてしまう。一部始終を見ていた店のマスターが「アカン──“急アル”や!!」と慌てる一方で、洋子はひとり「タクシー!!」と目を輝かせるのだった。

「タクシー!!」と声高らかな洋子 マスターからはすかさず「救急車やろ!」とツッコミを受けた

その後、真黒組からあてがわれている“自宅”へ高橋を連れ帰った洋子。すでに言葉を交わす余裕すらない高橋は玄関をくぐるなり壁にもたれ、そのまま床へと倒れ込んだ。よだれを垂らしながらうめき声をあげる、下心満載だった男の成れの果て…。洋子はひとり、笑いが込み上げてしょうがない。するとその時、ハッと何かを思いついた。

片腕をあげ、うつ伏せに寝転ぶ高橋の周りに、洋子はいそいそと“モノ”を集め始める。1ケース24本入りのビール箱に、じゃばらのホースが古めかしい掃除機。そして、リビングテーブルから持ち出した1脚の椅子は、その4本足を高橋の頭に被せるようにして配置。全ての“準備”が完了し、洋子はニンマリといたずらな笑みを浮かべる。「さぁ──おいでェ〜〜!」

高橋の虚(うつ)ろな視界に、手招きする洋子の姿が映る。思考力が下がりに下がった男は本能のままに前へ進もうとするが、なぜか全く近づけない。もがけばもがくほど、周囲に置かれた椅子や掃除機が体にまとわりついていく。「(悩んでる──悩んでるゥ──。アルコールに浸された脳で──考えて悩んでるー!)」。はたから見れば、その光景はまるでワナにかかった虫や動物だった。洋子はひとしきり笑った後、じゃばらホースと絡まった高橋をその場に残し、ベッドでひとりすやすやと眠りについたのだった。

「お前の考える命ってなんだ」と尋ねる海老原に対し、明は「インコを飼い始めた」「大切にしたい」と自分なりの答えで応じた

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画像提供:©︎南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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