去年6月、隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷する事件が起きた岐阜市の日野基本射撃場における訓練について、陸上自衛隊は1日、5月中旬以降に再開する方針を明らかにしました。
岐阜市の日野基本射撃場では去年6月、19歳の元自衛官候補生が訓練中に隊員に向けて自動小銃を発射し、2人が死亡、1人が大けがをしました。
訓練は去年11月に再開されましたが、隊員が報道陣に向かって中指を立てるなどの不適切な行為をしたため、再度中断されていました。
名古屋市にある陸上自衛隊第10師団によりますと、事件の調査が終了したことや射撃場を使用する部隊の訓練の実施態勢が整ったことから、5月中旬以降の訓練再開の方針を明らかにしたということです。
地域住民に対しては、1日から訓練再開を説明する資料を配付して伝えるということです。