福島第一原発事故を受けて、県内への避難者らが東京電力と国に対し損害賠償を求めている裁判で、原告側の避難者らが最高裁に上告しました。
この裁判は4月19日、控訴審判決が言い渡されました。一審同様、国の責任は認めず、東電に対しては一審から大人1人あたり5万円余りを上乗せした約28万円の賠償を命じるものでした。
弁護団は判決直後から希望する原告については「最高裁へ上告して最後まで戦いたい」としていましたが1日、原告123人が上告しました。一方、東京電力は1日の段階で判決内容を精査して対応を検討するとしています。