バルサの「神童」ロッキは来季レンタルで別クラブへ? ベティスとセビージャが興味か

スペインメディアの『ABC』は4月30日、ベティスとセビージャがバルセロナ所属のブラジル代表FWヴィトール・ロッキをレンタルで補強することを検討していると報じた。

現在19歳のロッキはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。身長は172cmと小柄ながら、駆け引きや俊敏性、ゴールへの嗅覚に優れ、サッカー王国の“新たな神童”とも謳われる逸材だ。名門クルゼイロの下部組織で育ち、2022年4月からはアトレチコ・パラナエンセで活躍。同クラブでは公式戦通算81試合の出場で28ゴール11アシストを記録した。

当初ロッキはバルセロナには2024年夏から加入予定だった。だが、昨年11月に行われたEURO2024予選のジョージア戦で重傷を負ったガビが長期離脱したことから、バルセロナはガビの給与枠を使用し今年の1月にロッキを前倒し加入させていた。

しかしロッキはバルセロナに加入後、公式戦に13試合に出場し(うち先発は2試合)、合計310分のプレーで2ゴールと出場機会が限定されている。そんななか、同選手がより多くの出場機会を得て、ヨーロッパやスペインのサッカーへの適応を進めた上でバルセロナに復帰できるよう、来季はレンタルで別クラブにてプレーする可能性が浮上。バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督も同選手のレンタル移籍の可能性を排除しない旨の発言をした。

そんななか、ベティスとセビージャが来季に向けロッキをレンタルで補強する形でリストアップしたと、スペインメディアは説明している。

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