【マレーシア】エアアジアX、1~3月旅客数は90%増[運輸]

マレーシアの格安航空会社(LCC)大手キャピタルAの長距離部門エアアジアXは4月29日、マレーシア事業の2024年1~3月の旅客数が前年同期比90%増の95万9,623人だったと発表した。学校休暇に伴う需要拡大が伸びにつながった。

1~3月の供給座席数は、前年同期比83%増の115万5,788席。有償座席利用率(ロードファクター)は83%と、前年同期から3ポイント上昇した。総座席数と輸送距離を掛け合わせた旅客輸送量単位「座席キロ(ASK)」は74%増の50億3,900万キロメートル、有償旅客数に輸送距離を掛けた「有償旅客キロ(RPK)」は78%増の41億600万キロ。3月末時点で保有するエアバス「A330」は18機で、前年同期から4機増加した。

運航路線に関しては、3月にカザフスタンのアルマトイ線(週4便)を開設。中国の成都線と北京線をそれぞれ週7便、上海線を週11便、インドネシアのバリ線を週9便にそれぞれ拡大した。

タイで運航するタイ・エアアジアXの1~3月の旅客数は前年同期比51%増の43万7,764人、供給座席数は49%増の49万2,497席。ロードファクターは89%で、前年同期の88%から1ポイント上昇した。

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