【シンガポール】テック人材の交流、インドネシアと試験運用[経済]

シンガポールとインドネシアは、テック人材の交流を促進するプログラムの試験運用を開始した。互いの国で就業経験を積んでもらい、デジタル分野の成長機会を取り込むのが狙いだ。

試験運用の開始はシンガポールのリー・シェンロン首相とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領が4月29日、西ジャワ州ボゴールの大統領宮殿で会談した際に発表した。両国は2023年3月にテックXプログラムを開始することで覚書を交わしていた。

「テックX(Tech:X)プログラム」を通じ、両国の若手テック人材が互いの国で就業する機会を提供する。現時点でシンガポールの医療技術企業ミレックサス(MiRXES)、新興電動バイクメーカーのIONモビリティーなど12企業・団体が参加している。

25年1~3月期から本格的に運用を始め、最大1,000人の交流を促す。参加企業数も増やす計画だ。

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