【タイ】ビンファスト、タイでバッテリー定額制導入[車両]

ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストは4月29日、タイでEV向けバッテリーをサブスクリプション(定額制)で提供すると発表した。価格に敏感なタイ人消費者に負担軽減をアピールすることで中国メーカーが占有する市場に食い込みたい考えだ。

ビンファストは2024年にタイで4モデルを販売する計画。6月に「VFe34」、「VF5」を8月か9月、「VF6」と「VF7」は年内をめどに市場に投入する。ビンファスト・オート(タイランド)のブー・ダン・イエン・ハン最高経営責任者(CEO)は声明で「まずはタイでの売れ筋を把握したい」とコメントしている。

ビンファストはまた、7~10年もしくは16万~20万キロメートルの保証を付けるなどアフターセールスの充実で中国メーカーとの差別化を図ろうとしている。

ビンファストは、首都バンコク近郊で3~4月に開催された自動車展示・販売会「第45回バンコク国際モーターショー」に初出展したものの、予約台数がゼロに終わった。

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