「お菓子の美術館」3日開幕 氷見市芸術文化館 会場設営始まる

「お菓子の美術館」の設営準備を進める渡辺さん(左)とスタッフ=氷見市芸術文化館

 3日から始まる「お菓子の美術館~渡辺おさむスイーツアートin氷見」(富山新聞社、北國新聞社主催)が目前に迫り、会場の氷見市芸術文化館で1日、設営作業が始まった。関係者が北陸で初開催となる展覧会に向け、夢あふれる「ファンタジーの世界」を楽しめる会場の準備を進めた。

 会場には本物そっくりのカラフルなスイーツアートの作品が次々と運び込まれ、樹脂で本物のお菓子のようなデコレーションを施す「スイーツデコ」の第一人者、渡辺おさむさんやスタッフらが設営に当たった。「チョコレートの館」では、作品に入り込んで撮影できるフォトスポットを設けるため、来場者の動線や撮影の構図に気を配って配置を決めた。

 舞台ホールの会場で渡辺さんが舞台照明を使って作品展示するのは初めてで、光の当て方にも細心の注意を払った。渡辺さんは「作品は十分用意したので、見応えのある展示ができると実感している」と話した。

 お菓子の美術館は「どうぶつの森」や「夢見る水族館」など10のコーナーで本物そっくりの装飾を施した300点以上が並ぶ。氷見らしいブリや大漁旗を模したオリジナル作品も初公開する。

 観覧料は大人1200円(前売り1000円)、大学・高校生800円、中学生以下は無料。障がい者手帳持参者は600円。前売り券は2日までローソンチケット、プラファショッピングセンター(氷見市加納)、アルビス氷見店(同市窪)で取り扱う。

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