自動車向け鋼線加工の名北工業 航空機向け事業強化 30年度、売上高15億円へ

航空機向け部品を生産する犬山工場

 自動車向け鋼線加工を手掛ける名北工業(本社名古屋市)は、航空機事業を強化する。自動車用締結部品を製造する尾張精機(本社名古屋市)から航空機向けのボルトやナットの生産を2月に受託し、切削や鍛造といった加工ノウハウの取得を進めている。今後、材料から検査までの一貫生産を武器に航空機向けの提案を強化。2025年度に4億円を見込む航空機事業の売上高を、30年度までに15億円まで引き上げる狙いだ。

© 株式会社中部経済新聞社