自然を素材に風景創作 2日から 茨城・水戸で押し花作品展

押し花作品の魅力を紹介する綿引啓子代表=水戸市小吹町

茨城県の水戸市や城里町で押し花教室を開く「アトリエ四季の花」(綿引啓子代表)による押し花展が2日、同市小吹町の市植物公園で始まる。サクラやススキ、チューリップなど四季折々の草花を素材に創作した風景画など約100点を展示し、自然の魅力を紹介する。6日まで。

展覧会には綿引代表と生徒5人がそれぞれ躍動感や美しさ、わびさびなどを表現したボタニカルアートのほか、同県常陸大宮市の西ノ内和紙、樹皮、虫食い葉など個々の素材の特徴を生かした奥行きある風景画作品などを出品する。

押し花の本場、韓国の展覧会で2023年の最優秀賞に選ばれた綿引代表の「クロクローバーと蝶」も展示。書家とのコラボ作品や、世界押花芸術協会の公募展で入賞した作品なども披露する。

期間中、押し花を使ったキーホルダーやボールペンなどを制作できる体験会を開催する。綿引代表は「自然に育った草花を生かし、さまざまな作品に仕上げている。普段目にする何げない自然の美しさを感じてもらえたら」と、来場を呼びかけている。

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