東京メトロ/有楽町線延伸部東陽町工区土木工事、大成建設・竹中土木JVに

東京メトロは1日、地下鉄8号線(有楽町線)の延伸に関連した「8号線東陽町工区土木工事」の施工者を217億6000万円(税抜き)で大成建設・竹中土木JVに決めたと公表した。延伸部である豊洲駅~住吉駅約4・9キロの途中に新駅の「(仮称)東陽町駅」(東京都江東区)を整備する開削トンネル工事。2月2日に一般競争入札(WTO対象)を開札したが不落となり、3月27日に大成建設JVと随意契約を交わした。
建設地は東陽3。四ツ目通りの地下を通過する形で、東西線の東陽町駅と乗り換えができるよう永代通りと交わる地点の地下に建設する。使用するコンクリート量は約3万0800立方メートル。掘削数量12万3500立方メートルの開削トンネルを築造し、駅舎と島式ホームを入れる。工期は93カ月。設計はパシフィックコンサルタンツとメトロ開発が担当した。
有楽町線の延伸部は有楽町線豊洲駅(豊洲5)から半蔵門線の住吉駅(住吉2)まで延ばすための分岐線。駅間を主にシールドトンネルで結ぶとともに、豊洲方面から枝川駅、東陽町駅、千石駅の中間駅を3カ所設ける。総建設費は約2690億円を見込み、30年代半ばの開業目標を掲げている。

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