猫でも人間でも最初は緊張するよね!
少しずつ距離を縮めていく、2匹の猫ちゃんがX(旧Twitter)で注目を集めています。
投稿したのは、Xユーザーの「@00shitemita」さん。
当ポストには2024年4月17日時点で460件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、猫の飼育費用についてもご紹介します。
※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
最初は「喧嘩すらしないほど」離れていた猫ちゃん達
「仲良くお外を眺めている」というコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。
そこに写っているのは、家電の上に仲良く座る2匹の猫ちゃん。左側には新入りの保護猫「コンブ」くん、右側には先住猫の「モズク」ちゃんがいます。
2023年6月に保護され家族になったコンブくんでしたが、これまで2匹の間には「敬遠しあう様子」も見られたといいます。@00shitemitaさんによると、最初の頃は「喧嘩すらしないほど近づかなかった」のだそう。
そんな2匹でしたが、徐々に距離を縮める様子が見られています。こうして同じ場所に並ぶ姿からも、心を許し始めていることが読み取れて心が温まりますね。
仲良くじゃれ合う姿もほほえましい
もともとマイペースな性格をしているというモズクちゃん。過去の写真を見ると、同居猫「シイタケ」くんとコンブくんからは、少し離れた場所に座っているのがわかりますね。
そんな2匹の距離が縮まった様子が伝わる「仲良しショット」は大勢を癒したようです。
ポストには多数のいいねが集まり、コメント欄には「狭い所ならではのバランス感覚!」などのコメントも書き込まれ賑わっています。
@00shitemitaさんはXアカウントにて、モズクちゃんとコンブくん、シイタケくんの日常を公開中です。「じゃれ合うモズクちゃんとコンブくん」といったほほえましい写真も見ることができるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
仲良くお外を眺めている☺️ pic.twitter.com/LyS4Bgjoyj
— ノビター(動物と暮らすサラリーマン) (@00shitemita) April 11, 2024
猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均
獣医にかかる医療費
- 2018年:2412円
- 2019年:3016円
- 2020年:2918円
- 2021年:3367円
- 2022年:2392円
- 2023年:3400円
猫の保険
- 2018年:1729円
- 2019年:2349円
- 2020年:1758円
- 2021年:2731円
- 2022年:2069円
- 2023年:1988円
市販の猫主食用キャットフード
- 2018年:2599円
- 2019年:2745円
- 2020年:2673円
- 2021年:2978円
- 2022年:2877円
- 2023年:2988円
市販の猫おやつ用キャットフード
- 2018年:1092円
- 2019年:1303円
- 2020年:1241円
- 2021年:1346円
- 2022年:1356円
- 2023年:1562円
上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。
アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに
同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。
「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
- 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
- 3位 21.5%:別れがつらいから
- 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
- 5位 18.1%:十分に世話ができないから
上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。
猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?
同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。
- 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
- 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
- 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
- 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
- 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから
これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。
様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。
「狭い所が好き」というかわいいモズクちゃん
さて、投稿のご紹介に戻ります。
投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。
――普段はどのような子ですか?
シイタケ(キジトラ)は、とにかく優しいです。寝る時は必ず僕と一緒に寝ます。
モズク(ハチワレ)は、マイペースです。僕より後に寝て、僕より先に起きているので、どこで寝ているのか分かりません。
――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?
シイタケは、朝も夜もとにかく顔をスリスリしてくれます。すごく嬉しいけれど、顔が毛だらけになります。
モズクは、すぐ狭い場所に挟まっています。
――自慢のポイントは何ですか?
シイタケは、手を出すとペロペロと舐めて整えてくれます(顔を舐められる時は痛い)。
モズクは、冬になるとシイタケと一緒に寝ます(僕とは寝ない)。
――その他、記事の読者の方にアピールしたいポイントはございますか?
うちにいる動物たちは、みんな美味しそうな名前です。ちなみに以前は、チキン(文鳥)、うどん(白文鳥)を飼っていました。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @00shitemita
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」