奈良・吉城園でモリアオガエル、木の枝に卵三つ

池に張り出した木の枝に産み付けられたモリアオガエルの卵=1日、奈良市登大路町の吉城園

 奈良市登大路町の庭園「吉城園」でモリアオガエルの産卵が始まった。池の上に張り出した木の枝に泡状の白い卵が見られる。モリアオガエルの姿もある。

 4月末にカシの木の枝に産み付けられた卵を同園の関係者が確認。1日には大人のこぶしほどの大きさの卵が三つ見られた。白い卵は黄色く変色し、1週間ほどでオタマジャクシになるという。

 モリアオガエルは県の「絶滅寸前種」に指定されているが、同園では毎年、産卵が確認されている。同園の関係者は「(泡状の白い)卵はもちろん、モリアオガエルの姿も楽しんでほしい」と話している。

 開園時間は午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)。入園無料。問い合わせは吉城園、電話0742(22)5911。

© 株式会社奈良新聞社