涌井秀章がまさかの自己最短KO…1回もたずの乱調に谷沢氏「変化球に照準を絞られて、長打も、ヒットも重ねられた」

◆ 防御率0.77から一気に4.13まで悪化

中日がDeNAに1-12と大敗。このカード初戦を取りながらも連敗となり、ついに借金生活となってしまった。

この日は先発の涌井秀章が大誤算だった。初回にいきなり3連打を浴びあっさりと先制点を許すと、4番の牧秀悟に3ランでまず4失点。その後も攻められ続けると、結局2つのアウトしか奪えず自己最短で9失点KOされた。

滅多打ちを喰らった涌井に対し、1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した谷沢健一氏は「ここまでいいピッチングをしていながら、今日はこういう崩れ方をしてしまいました」といままでとは別人のようだったとしながら「今日はストレートに伸びがなかったですね。だから変化球に照準を絞られて、長打も、ヒットも重ねられたというね」と分析。

またDeNA打線に「涌井のピッチングを研究していた。右バッターが右打ちを徹底して、今度は中心バッターが変化球を呼び込んでレフト方向に打つというね」と事前の対策にしてやられてしまったと説いた。

この前までは4試合に先発し2点しか取られておらず、防御率0.77の好数字だったが、この日の乱調で一気に4.13まで悪化してしまったベテラン右腕。立浪和義監督の「次回登板があるので、やり返してほしい」との言葉に応えて欲しいところだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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