愛知の女子高生殺害、発生16年 県警が情報提供求める

情報提供を求め、チラシを配る愛知県警の捜査員=2日午前、愛知県豊田市

 愛知県豊田市で2008年5月、高校1年の清水愛美さん=当時(15)=が殺害された強盗殺人事件が未解決のまま発生から16年を迎えた2日、豊田署捜査本部は現場周辺の駅などでチラシを配布して情報提供を呼びかけた。

 捜査員約30人は午前7時40分ごろから、名鉄三河線豊田市駅の改札前などでチラシを計2500枚配った。木村紀夫署長は「遺族が長年つらい気持ちをしているのを忘れず、必ず捕まえられるように活動する。当時のことを思い出し、関係することがあれば教えてほしい」と話した。

 08年5月3日朝、同市生駒町の田んぼで清水さんが死亡しているのが見つかった。前日の夜、帰宅中に襲われたとみられる。

被害者が着用していたものと同じジャージーや同種の結束バンドなど=2日午前、愛知県警豊田署

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