ドルトムント勝利でドイツ勢は来季CL出場「5枠」を確保「数百万ドルの収入を得る」

エムバペの突破を止めるドルトムント選手(ロイター)

欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦(1日=日本時間2日)で、ドルトムント(ドイツ)はホームでパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)に1―0で先勝した。前半38分にFWニクラス・フュルクルクが左足で決めた先制ゴールを守り切った。

ストライカーは「信じられない雰囲気だった。(第2戦で)我々にプレッシャーがかかるのは避けられないが(決勝戦が行われる競技場の)ウェンブリーまであと90分だ」と語り、敵エースのFWキリアン・エムバぺを封じてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたDFマッツ・フンメルスは「とても成熟したゲームだった。よく踏ん張った」とコメントした。

ドルトムントの勝利はドイツ勢にとって重要な意味を持つ。来季の欧州CLは参加32チームから36チームに増加。その追加出場権は欧州大会に参加した各国クラブの成績により振り分けられる。ドイツ誌「キッカー」によると、この日の勝利でドイツは「追加枠を確保した」とし、リーグ上位5チームが来季CLの出場権を獲得することになったという。

くしくも現在ドイツ1部リーグ5位はドルトムント。自らCL出場を勝ち取ったことになる。同誌は「ドルトムントは第2戦に向けて好位置につけただけではなく数百万ドル相当の収入を確保した」と伝えていた。

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