長崎の喫茶店「ツル茶ん」 オリジナル手ぬぐいを配布 創業100年目に感謝

ツル茶んのオリジナル手ぬぐい

 九州最古の喫茶店とされる「ツル茶ん」が2日、創業100年目に入るのを記念し、長崎市内3店舗でオリジナル手ぬぐいを利用客に配る。これまで支えてくれた皆さんへの感謝の印だ。
 「鶴の港の長崎に初めて生まれた喫茶店」が店名の由来。手ぬぐいの真ん中には、1925(大正14)年の創業当時からのエンブレムを載せた。羽を広げた鶴の下に「茶」の文字をあしらったデザインだが、3代目の川村隆男さん(65)は見た目から「ピエロ」と親しみを込め呼ぶ。
 祖父が開業当初に考案した“食べるミルクセーキ”や看板料理トルコライスで地元客に愛され、観光客に長崎の魅力を発信してきた。来年の100周年に向け、川村さんは「お楽しみに」と記念企画をあれこれ思案中。

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