“NewJeansの母親”ADORミン・ヒジン代表が、「所属アーティストの契約解除権限」問題について口を開いた。
ADORは5月2日、公式報道資料で、「1月25日、ミン・ヒジン代表は(HYBE)パク・ジウォン代表との対面ミーティングで、外部用役会社の選定と専属契約を含む重要契約締結に関する事項を、代表取締役権限とすることを要求した」と認めた。
続けて、「これは前回のNewJeansのデビュー過程で出てきた不合理な干渉を解決し、独立的なレーベル運営のための要請事項だった」と説明している。
さらに、「2月16日、ミン・ヒジン代表とADORの要請事項を盛り込んだ株主間契約修正本をHYBEに伝達した」として、「HYBEは先日、経営権奪取だと“主張”する(ADOR)副代表のカカオトークを公開した。当該カカオトークは4月4日の内容だ。HYBEの主張は時期も合わず、関連もない事項」と主張した。
それとともに、「これはHYBEが真実を歪曲して組み立て世論戦を繰り広げているのか、再び確認できる部分」と声を高め、「そして、このように株主間契約“交渉”内容を継続公開する予定ならば、株主間契約交渉を再開することを提案する」と付け加えた。
先立って同日、ミン・ヒジン代表は今年、ADOR理事会を経ずに代表理事の単独でNewJeansの専属契約を解除できる権限を要求したことが発覚した。
ミン・ヒジン代表の要求が受け入れられれば、NewJeansはADOR理事会やHYBEの関与を経ず、ミン・ヒジン代表の意志と決定だけで専属契約を終えることができる。しかし、音楽系事務所で所属アーティストの専属契約権は会社運営の中心要件であるため、通常、専属契約は理事会の同意が必要となる。そのため、HYBEはこの提案を無理だと判断し、断りの返事を送ったと知られた。
特に、ADORにはNewJeansしかアーティストがいないため、彼女たちが抜けると会社は“もぬけの殻”になる危険がある。
なお、これは昨年末に「プットバックオプション倍数30倍」「追加された持分5%に対するプットバックオプション適用」などを巡り、両者が対立したあとに出たものだ。
ADORの立場全文は以下の通り。
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今日報道されている「所属アーティストに対する契約解除権限」の記事内容に対するADORの立場をお知らせします。
1.1月25日、ミン・ヒジン代表はパク・ジウォン代表との対面ミーティングで、外部用役会社選定と専属契約を含む重要契約締結に関する事項を、代表理事権限とすることを要求しました。これは、前回のNewJeansのデビュー過程で出た不合理な干渉を解決し、独立的なレーベル運営のための要請事項でした。
2.2月16日、ミン・ヒジン代表とADORの要請事項を盛り込んだ株主間契約修正本をHYBEに伝達しました。
3.HYBEは先日、HYBEが経営権奪取だと“主張”する副代表のカカオトークを公開しました。このカカオトークは4月4日の内容です。HYBEの主張は時期も合わず、関連もない事項です。
4.これは、HYBEが真実を歪曲して組み立て、世論戦を繰り広げているかどうかを改めて示す部分です。そして、このように株主間の契約“交渉”の内容を公開し続ける予定であれば、株主間の契約交渉を再開することを提案します。
(記事提供=OSEN)