レッドソックスがスミスを獲得 吉田正尚は左手親指痛でIL入り

日本時間5月2日、レッドソックスはドミニク・スミスとメジャー契約を結んだことを発表した。スミスはレイズとマイナー契約を結んでいたが、期限までにメジャー昇格を果たせなかったため、オプトアウト(契約破棄)の権利を行使。トリストン・カサスや吉田正尚の故障で左打者の層が薄くなっていたレッドソックスがすかさず獲得に動いた。吉田はMRI検査の結果、故障者リスト入りが決定。理由は「左手親指痛」と発表されている。日本時間4月29日の試合で途中交代した吉田だが、それから3日が経過しても左手の状態が回復しなかったようだ。

現在30歳の吉田は5年9000万ドルの大型契約でレッドソックスに入団し、今季が2年目のシーズン。ここまで24試合に出場し、打率.275、2本塁打、11打点、出塁率.348、OPS.736を記録していた。日本時間4月21日のパイレーツ戦で日米通算150号アーチを含む2安打を放ったが、タイラー・オニールやラファエル・デバースなど、故障を抱えた選手が指名打者の枠を必要としていたため、それ以降は出場機会が減少。久々のスタメン出場となった日本時間4月28日のカブス戦で4安打を放つ活躍を見せたものの、翌29日のカブス戦でスイングの際に左手を痛め、代打を送られて途中交代した。限られた出場機会のなかで結果を残し、調子を上げていたところだっただけに、吉田にとっては無念の離脱となる。

レッドソックスが獲得したスミスは28歳の左打者。60試合制の短縮シーズンだった2020年にメッツで打率.316、10本塁打、42打点、OPS.993の好成績を残した実績があり、昨季はナショナルズの正一塁手として153試合で打率.254、12本塁打、46打点、OPS.692を記録した。レッドソックスは若きスラッガーのカサスが離脱したあと、その穴を埋める一塁手としてカブスから金銭トレードでギャレット・クーパーを獲得。吉田の故障もあり、クーパーに続いてスミスもロースターに加えた。一塁で右打者のクーパーと左打者のスミスを併用しつつ、この両選手が指名打者に入るケースも出てくるだろう。

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