【新華社ウルムチ5月2日】中国新疆ウイグル自治区トルファンでは現在、63万ムー（約420平方キロ）のブドウ畑が灌漑（かんがい）の重要な時期を迎えている。例年とは異なり、今年は節水効果の高い灌漑モデルを広く取り入れ、用水路の手入れや農業用フィルムの敷設、マイクロスプリンクラー灌漑などの方法で農家の支出を抑えている。
長年、干ばつや水不足の課題に悩まされているトルファンは2023年、総投資額9億5800万元（1元＝約22円）を費やしてブドウ畑の高効率節水プロジェクトを実施。プロジェクトは3期に分かれ行われ、第1期は23万2500ムー（約155平方キロ）が整備された。プロジェクトの完成後は、地元のブドウ畑をほぼ網羅し、年間節水量は1億9300万立方メートルに達する見込み。地下水の掘削を効果的に減少させ、トルファンの水環境保護に大いに寄与する。（記者/阿曼）
