F1=セナ氏事故死から30年、伊イモラでファンら追悼

[イモラ(イタリア) 1日 ロイター] - 自動車レースF1で個人総合3回優勝のアイルトン・セナ氏(ブラジル)がサンマリノ・グランプリ(GP)で事故死してから30年となる1日、イタリアのイモラ・サーキットにファンや政治家が集まり、非業の死を遂げたレジェンドを追悼した。

当時、ポールポジションでレースをスタートしたセナ氏は、高速コーナーの「タンブレロ」でマシンのコントロールを失い、コンクリート壁に激突。病院に緊急搬送されたが、現地時間午後6時40分に死亡が発表された。

追悼のために集まったファンらはブラジル国旗を掲げてコース沿いを歩き、事故が起きた午後2時17分に1分間の黙とうをささげた。イタリア、ブラジル、オーストリアの外相も参加した。

ブラジル出身のファン、レナタ・ユーバンクさんは「セナは全てのブラジル人にとって非常に重要な人物。とても謙虚で、人間性が素晴らしく、われわれに重要なことを教えてくれた。今でも彼がいなくて寂しい」と故人をしのんだ。

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