山陰の海岸に流れ着いた生き物やゴミなどを展示 しまね海洋館アクアスの特別展「どんぶらこ」

江津市と浜田市にまたがる「しまね海洋館アクアス」で、山陰の海岸に流れ着いた生き物やゴミなどを展示する特別展が開かれています。

綺麗な海の大切さを知ってもらおうと開催しているこの特別展「どんぶらこ」では、山陰の海岸に流れ着いた漁具やプラスチックゴミ、生き物たちの標本など、14点を展示しています。

展示されているのは、2000年、現在の鳥取県北栄町の海岸に流れ着き、2019年まで「なっしー」の愛称でアクアスで飼育され親しまれたオスのゴマフアザラシの骨格標本。

2023年10月、大田市の漁港で網にからまった「タイマイ」というウミガメも、アクアスで保護されました。

このように生きた状態で座礁したり、死んだ状態で漂着し、本来の生息域に戻ることができなくなった海の生物を、アクアスの職員が調査する作業風景を再現したコーナーもあり、調査への理解を求めるとともに綺麗な海の大切さを呼びかけています。

このアクアスの特別展「どんぶらこ」は、5月13日までです。

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