中森明菜、“同じ髪型”同日公開2つの『スローモーション』で42年タイムスリップ 水着映像もある10代とJAZZで復活の今

中森明菜 ※画像は中森明菜の公式サイトより

歌手の中森明菜(58)が5月1日に自身のYouTubeチャンネルを更新。1982年リリースのデビュー曲『スローモーション』のJAZZバージョンを歌唱する動画をアップし、大きな話題を呼んでいる。

2014年の『NHK紅白歌合戦』を最後にメディア出演のなかった明菜だが、2022年8月に個人事務所を設立してX(旧ツイッター)のアカウントを開設。同年12月に公式ファンクラブも再始動させた。

4月3日より毎週水曜日にYouTubeチャンネルを更新するようになり、1988年のヒット曲『TATTOO』のJAZZバージョン、同10日には1987年リリースの『BLONDE』のJAZZバージョン、同17日には1986年リリースの『ジプシー・クイーン』のJAZZバージョン、同24日には『北ウイング』のJAZZバージョンの歌唱動画をアップ。

再生回数はそれぞれ600万回、330万回、510万回、190万回を突破。『スローモーション』も公開から1日を絶たずに再生回数140万回(5月2日午前10時現在、以下同)超えと、その人気は全く色褪せていない。

デビュー日である5月1日にデビュー曲『スローモーション』の歌唱動画をアップした粋な演出に、

《デビュー日にUPっていいね〜》
《それにしてもデビュー曲の「スローモーション」がこれほどまでの名曲だったとはJAZZアレンジで再確認させられた》
《今日は私の大好きな中森明菜さんのデビュー日なのです そんな日にデビュー曲であるスローモーションのアレンジver.を投稿してくれた運営は神なのです》

などの歓喜の声が上がったほか、デビュー曲を歌う明菜の姿に、

《大好きな曲で、こちらはずっと、いつまででも見ていられます 爽やかさと、せつなさが混じって、感涙ものです》
《朝から最高に嬉しい 涙が出てくるくらい嬉しい》
《たまんねえ…慈しみの表情、幸せそうな顔 歌声も大好きです最高です》
《明菜チャンが『好きだ』って云うのが分かる映像 優しい顔と声…胸にジーンと…クルネ》

と絶賛コメントが寄せられている。

■JAZZバージョン歌唱の理由

一連の動画は《中森明菜デビュー42周年特別企画 with ZOZO》と、ファッション通販サイト「ZOZO」とのコラボで、YouTubeで公開された楽曲をイメージしたTシャツの受注販売が行なわれている。

5月1日から8日まで、明菜とコラボした期間限定店を東京・中目黒のギャラリーでも開催。中。明菜監修のもと作ったTシャツのほか、過去のライブ映像やレコードジャケットが展示されている。

5月1日には2012年にリリースされた明菜のベストアルバム『ベスト・コレクション~ラブ・ソングス&ポップ・ソングス~』が再発売された。

さらに59歳の誕生日である7月13日にファンクラブ「ALDEA」の会員を対象にした有料イベントを開催することも発表されている。明菜が公の場に姿を現すのは2017年12月のディナーショー以来6年半ぶりとなる。

「毎週水曜日にアップされていたJAZZバージョンの歌唱動画は5月1日でいったん終了だといいますが、ファンクラブイベントも控えていて今後の展開にも注目が集まります」(女性誌編集者)

ファンクラブイベントはコンサートになると複数のメディアが報じたが、明菜の所属事務所は4月16日に《一部報道にございます『復活ライブ』や『復活コンサート』はミスリードを招く情報でございます》と公式見解を発表。《現段階では、7月にファンクラブ会員様向けに『イベント』を予定しております。詳細につきましてはファンクラブの会員様向けにのみ、ご案内させていただきます》と説明している。

「“コンサート”を否定するようなコメント……。一連の動画がJAZZバージョンでの歌唱になったのは、明菜さんが“もう声が出ない”と言ったからと4月25日発売の『週刊文春』(文藝春秋)でも報じられていますからね。歌唱動画を見た視聴者からも“声を出すのが苦しそう”といった意見も出ていますが、長らく休養をし、当然加齢もあり、かつてのようには歌えないんでしょうね。

コンサート開催、『紅白』出場にも期待が高まりますが、そこまで求めるのは酷なのかもしれませんね」(前同)

“声が出ない”と報じられているものの今の明菜の歌声に対しては、

《円熟のJazzは低音で佳き雰囲気です菜ぁ》
《やっぱ神だわ!》
《JAZZアレンジで歌う姿を見てやっぱり素敵だなぁと思った》

と称賛する声が寄せられている。

■デビュー当時の初々しい歌唱&水着姿も公開

『スローモーション』の歌唱動画がアップされた5月1日と同日から、明菜にとってキャリア2作目の映像作品『はじめまして』がU-NEXTで初配信されている。

デビュー直前の1982年3月11日から17日に明菜が『スローモーション』のレコーディングや取材で訪れたアメリカ・ロサンゼルスのサンタモニカ海岸などで撮影された素材を、デビュー当時の12曲の楽曲(『スローモーション』、『少女A』、『セカンド・ラブ』のシングル3曲含む)にのせて構成された作品で、『スローモーション』のレコーディング風景も収録されている。

「そして、5月1日のデビュー記念日、ワーナーミュージックの公式YouTubeチャンネルでは『はじめまして』に収録された『スローモーション』などのレコーディング動画がアップされました」(前出の女性誌編集者)

ワーナーミュージックの公式YouTubeチャンネルにアップされた16歳当時の『スローモーション』の歌唱動画は約20万回再生を記録している。

「当時16歳だった明菜さんの初々しい姿が確認できますが、レコーディングに臨む明菜さんは、公式YouTubeチャンネルにアップされた現在のJAZZバージョンとほぼ同じ髪型なんです。2つの動画をタイムスリップ感覚で見比べて楽しむこともできますし、かつての映像には黄色いパーカーに水着姿で砂浜を走る明菜さんの姿もある。

往年のファンはもちろんですが、昭和レトロブームで歌謡曲にもあらためて注目が集まっている。その再生回数からもうかがえますが、明菜さんの人気は今も健在です。ファンクラブ限定イベントだけではなく、やはり今後も継続的な活動に期待が寄せられるでしょうね」(前同)

過去、現在の映像でファンを楽しませている明菜。彼女の一挙手一投足にあらためて注目が集まっている。

© 株式会社双葉社