4月25日よりNetflixで独占配信中の鈴木亮平主演映画『シティーハンター』。同作でヒロインの香を演じた森田望智の場面写真とコメントが到着した。
単行本の累計発行部数が5000万部を突破する北条司の人気コミックを令和の日本で初めて実写化した本作。物語の主人公・冴羽獠は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー（始末屋）。無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。そんなクールでおバカでもっこりの冴羽獠を鈴木が演じるほか、ヒロイン“槇村香”役を森田、獠の相棒である槇村秀幸役を安藤政信、獠とは腐れ縁の麗しき刑事・野上冴子役を木村文乃がそれぞれ演じている。
冴羽獠と槇村香が相棒になるまでの“はじまりの物語”の全貌がついに明かされる本作。本作の出演が決まるまで原作やアニメを知らなかったという森田は「もともと漫画やアニメに疎いということもあって、作品に参加することをきっかけに知りました。すごくみんなに愛されている作品なんだってことに後で実感が湧いてきて。最初は嬉しさが大きかったのですが、『私に務まるんだろうか』みたいな不安で押しつぶされそうでした。それを機に原作はもちろんTVアニメも全話観ました。そしたらすぐに冴羽獠さんのことが大好きになって、こんなに漫画のキャラクターに恋したことがあるだろうかっていうぐらい思いは募っていきました」と、原作への確かなリスペクトをもって撮影に臨んだと話し、さらには香を演じるために自身の髪も実際にカットし「やっと香ちゃんに近づけた」とも語っている。
また、アニメで香の声を担当している伊倉一恵に対する尊敬の想いも。「伊倉一恵さんをとても尊敬しているので、そういうマインドは持ちつつ、でも自分の香ちゃん像も強く持っていなくちゃいけないなとも思っていました。香ちゃんの特徴的な声質が出る部分はファンの方にとってとてもポイントになる部分だと思うので、全部を真似しようっていうことではなくて、要所要所で、近づけられたらいいなと思うところは頑張って練習していました」と、やれることはなんでもやったと振り返る。
その上で、森田自身が特に意識したポイントにおいては「皆さんが知ってる『シティーハンター』は、獠さんと香ちゃんが阿吽の呼吸で新宿を駆け回ってる姿だと思うんですが、（本作品は）そこに至るまでの話ということで、 イメージは持ちつつ、たどり着きすぎてもいけないんだなって。私の中では、ボーイッシュなんだけど可愛さもあるみたいなところを入り口にして、皆さんが知る香ちゃんに近づいていけたらいいなと思って臨みました」と語った。
あわせて公開された場面写真では、香が奮闘しながらも相棒になっていく姿を収めたカットや、赤いTシャツを着ている獠と香の2ショットなどが切り取られている。
獠と香の2ショットカットについて森田は、「シティーハンターの世界観に憧れを持つ身としては、獠さんが赤いTシャツで、と言うのは『あ、漫画と同じ！』と自分が出てる出てないに関わらず客観的に“わっ”と沸く瞬間で。最後のカットは音楽もアニメとリンクしていますし。実写になったら、香ちゃんと獠さんってこうなるのかな、と思いを馳せれるような、漫画とアニメが映画の世界にすごく融合しているシーンだと思うので、そこはすごく嬉しかったですし、その世界に入れた喜びも同時に感じました」と素直な気持ちを覗かせた。
また、 改めて香の魅力を聞かれると、「すごくいい意味で、今まで会ったことのない強い人と言いますか、もちろん弱さもあるしまだまだ幼さもあるんですけど、彼女自身が持つハートの強さみたいなところは誰にも負けないんだろうなって。演じていても見ていても思いましたし、人の心を動かす魂の強さが魅力的だと感じました」と、香を演じた森田だからこその想いも明かした。
（文＝リアルサウンド編集部）
