路線バスに「こども運転席」設置 千葉県山武市

路線バスに「こども運転席」設置 千葉県山武市

 バスの運転士の気分を味わうことのできる“特別な”席が設置された路線バスが登場しました。

 JR成東駅と本須賀など、主に千葉県山武市内の海岸エリアを結ぶ「ちばフラワーバス海岸線」の車内に設置されたのは、まるでバスの運転士になったような気分を味わうことができる「こども運転席」。

 モニターには運転席から見える景色がリアルタイムで映し出されます。

 この取り組みは、山武市が2023年、職業体験で受け入れた地元の中学生からの提案がきっかけとなり、他県の事例を参考にしながら実現に至ったということです。

 「ちばフラワーバス海岸線」は現在沿線自治体からの支援によって運行を維持しており、市は今回の取り組みを通じて利用者の増加を図りたいとしています。

体験した子どもはー
「楽しかった」

「ボタンを押したり、映像が大きく見やすくて楽しかった」

山武市 企画政策課 土屋隆泰 主査補
「市では“愛着のもてる公共交通”ということで、親しみやすい形で施策を進めていきたいと考えている。“こども運転席”をきっかけとして、一人でも多くの子どもたちが笑顔になるような公共交通を目指したい」

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