ザ・レベル・ライオット、軍政の続くミャンマーで完成させた通算5枚目のアルバムを発表

2021年2月のクーデターより軍政の続くミャンマーのリアル・パンク・バンド、ザ・レベル・ライオット(THE REBEL RIOT)が、通算5枚目のアルバム『To... Dear Comrade』を日本のパンク・レーベル「BRONZE FIST RECORDS」より5月23日(木)にリリースします。

軍事政権による圧政が続くミャンマーにて権力の横暴に屈せず活動を続けるリアル・パンク・バンド、ザ・レベル・ライオット。本作は、今年2月には徴兵制が実施されるなど、より緊迫の度合を深める状況下で当局の目をかいくぐり、前作『One Day』より約2年半ぶりとなる新作を完成させました。

ファシズムと闘ううちに、気づかないうちに自らがファシストになってしまうことへの戒めを込めた、今年1月1日に公開されたタイトル曲をはじめ、1930年代のスペイン内戦で歌われ現在、収監中のミャンマーのフォーク・シンガー、ジン・リン(Zin Linn)により歌い継がれた「A Las Barricadas」のビルマ語ヴァージョンのカヴァー、そしてドイツのパンク・バンド、ペストポックン(Pestpocken)のカヴァーを含む10曲を収録。前作で見せたハードなサウンドから、さらにメッセージの強度、楽曲の充実度に磨きがかかった渾身作。各曲の英語訳と日本語訳に加え、BRONZE FIST RECORDSを主宰する高崎英樹による解説も付属します。

また、本作はアルバム制作中に急逝したギタリスト、ワイ・ヤン(Wai Yan)に捧げられています。

なお、レーベルオーナーの高崎英樹は、2021年から全国で9ヵ所で開催されており、5月3日(金・祝)からは札幌brew itにて開催される「PUNK! THE REVOLUTION OF EVERYDAY LIFE」展のトーク・イベント「アジアのパンクシーン」に出演します(5月3日[金]18:00~20:45)。そのトークの際に、バンドのヴォーカルであり、ミャンマーパンクの中心人物でもあるチョーチョー(Kyaw Kyaw)のZoomインタビューが公開される予定となっています。

© 株式会社シーディージャーナル