INAC神戸、ちふれ埼玉に快勝 子ども応援デーの歓声に応え3連勝 サッカーWEリーグ

INAC神戸-ちふれ埼玉 前半、先制のミドルシュートを決めるINAC神戸の田中(9)=ノエビアスタジアム神戸

 サッカー女子のWEリーグ第18節第1日の2日、INAC神戸レオネッサは本拠地のノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でちふれASエルフェン埼玉と対戦し、3-0で快勝した。3連勝のINAC神戸は通算13勝4分け1敗の勝ち点43として2位を守り、首位の三菱重工浦和レッズレディースを追走する。

 INAC神戸は前半13分、FW田中主将がミドルシュートを決めて先制。主導権を握ったまま後半に入ると、後半21分にMF北川が左CKのクロスに頭を合わせて追加点を奪った。同33分には途中出場のFW高瀬がクロスを頭で仕留め、リードを広げた。

 この試合は「子ども応援デー」として開かれ、神戸市内の児童、生徒らが無料招待された。サポーターが集まるスタンドに陣取り、一緒に「レオネッサ」と連呼するなどイレブンのプレーを後押しした。

 INAC神戸の次節は6日、敵地でアルビレックス新潟レディースと対戦する。

【INAC神戸】2001年創設。澤穂希ら当時の日本代表が多く加入した11年から、なでしこリーグ3連覇。21年にプロリーグとして発足したWEリーグの初代女王に輝くと、今年1月の皇后杯全日本女子選手権決勝で7度目の優勝を飾った。今春、クラブの経営権が廃棄物処理大手の大栄環境(本部・神戸市東灘区)に譲渡された。

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