【大相撲】大の里 稽古は順調もちょんまげにはまだ慣れず 額が引っ張られ「笑いづらくて…」

先月30日の番付発表会見でちょんまげ姿を初披露した大の里

角界のホープが存在感を猛アピールした。大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた2日、国技館で横綱審議委員会(横審)による稽古総見が一般公開で行われた。新小結大の里(23=二所ノ関)は大関霧島(音羽山)から指名を受けるなど、大関陣との6番で3勝3敗。合計で幕内力士と10番取り、5勝5敗だった。

大関の豊昇龍(立浪)、琴桜(佐渡ヶ嶽)とも互角に渡り合った大の里は「充実した稽古ができたし、上位に勝って、力が通用して自信になった。巡業中は(大関陣と)全く取らせてもらえなかったので、三役になったのを改めて実感した。稽古総見で(雰囲気に)のみ込まれることなく、自分の稽古ができて良かった」と納得の表情を浮かべた。

これまでざんばら髪で相撲を取ってきたが、先月30日の番付発表会見でちょんまげ姿を初披露。約2500人のファンの前でお披露目となったこの日、「小結大の里」とアナウンスされると大きな拍手が起きた。

大の里は「(ファンからの声援は)ありがたい。(まげだと額が引っ張られて)笑いづらくて、まだ完全には笑えない。まげ姿が普通だと思うので、これから頑張っていきたい」と表情を引き締めた。

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