TAKAみちのく率いるJTOの“KING OF JTO第8代王者”ファイヤー勝巳と、5月10日(金)後楽園大会でデビューするジャンボ井上がプロレスTODAY編集部に来社。
KING OF JTO王者となったファイヤー勝巳は「武尊集団 明王」との10人タッグマッチに出撃。
王者となって迎え撃つ、因縁深い武尊集団 明王との一戦を控えた現在の心境、また今後のタイトル戦、その他注目カードを聞いた。
主催:JTO
日程:2024年5月10日(金)開場17:30・開始18:30
場所:東京・後楽園ホール
①KING OF JTO第8代王者
ーーKING OF JTO第8代王者になってプロレスTODAY編集部にやってきましたね。心境はいかがですか。
デビューしてから3月でちょうど3年なったんですけど、その月に取れたっていうのは嬉しいですし、またその月に大阪凱旋大会があったんでそれにベルトを持って帰れたんで、嬉しかったですね。
ーーチャンピオンになってから、雰囲気が変わりましたね。GENESISのユニットリーダーとしての貫禄も含めて、試合経験をこなして雰囲気が出てきましたよ。
ありがとうございます。
ーーJTOの育て方もあるのかもしれませんが成長がものすごい早いなと感じますが、その辺りはいかがですか。
僕がJTOの中で割と先輩になってきて逆にアウトプットすることもありますし、指導する中でアウトプットして、直接教えて逆に一緒に教えて教えられっていうのがあるんで、こうした方がわかりやすいんかみたいなとかもあったりするんで、一緒に上がっていけるというか、ほったらかしにすることないんでみんなそれがいいところなんじゃないかとは思います。
若い団体なりにお互い先輩、後輩、うまく上がっていけてるんじゃないかなと思います。
ーーデビューして3年。団体のタイトルを獲ったという部分はイメージ出来てました?
最初はそこまでなかったんですけど、JTOでもさっき言った通り上の位置にいるっていうのもあるんで、あとは僕は赤色なんで、戦隊もので言えば中心やと思ってるんで。いつかは取りたいなと思ってたので、それが3年で結果になったのは自分的には嬉しいことだなと思います。
ーー新時代到来したなっていう感じがしました。デビューから知ってるから余計に嬉しいなって気もします。
②試合への意気込み
ーーそして今大会では10人タッグマッチに出場することになりました。対戦相手は武尊集団 明王。傍若無人に振る舞うこの集団に対して試合への意気込みはいかがですか。
ここ最近その明王が僕らGENESISに対しても、それこそ武蔵龍也に対しても、この前の4月17日の新木場大会で明王3人が相手だったんですけど、そこに対しても最後反則だったり、それこそ傍若無人に暴れてるところで僕の試合の後にも乱入してきたりしたんで、そろそろ決着じゃないすけど、ヒーローみたいに僕らGENESISが悪いもん懲らしめようかなと思いますね。
③対戦相手の『?』について
ーー今回は総力戦で明王を制裁する、征伐するという感じですね。非常に勢いがある明王ですが、いわゆるX的な人が『?』という形になっていますが、この辺りはいかがですか?
JTOの選手では全く思いつかなくて。でも他団体だったらほんまにわかんないんで、誰やろと思いつつ。なんだかんだ言ってこっちには、僕KINGがいて、グラディオが今無差別のチャンピオンで、武蔵龍也は前KINGで十文字アキラは5月5日の名古屋大会で佐藤光留さんが持ってるインディJr.に挑戦するぐらい、もしかしたら10日なんでタイトルを持ったまま後楽園に臨むことだってありますしボンバーだって、デビューして勢いもあるんで、誰が来ても僕的には、関係ないんじゃないかなっていうのは正直本音ですね。
ーーこの試合にはすごい劇的なドラマがあるんじゃないかと実は期待してます。もしかしたらJTOの本体の人たち誰かがこの中にいきなり加入したりとか、意外な他団体の選手だとかという部分も踏まえて、この試合の肝だなって思っています。
確かにキーパーソンにはなりますよね。
④他の4選手との相性は?
ーー現時点で他の4選手との相性みたいなものはいかがですか。
GENESIS自体のユニットを作ったきっかけみたいなのが組んで良し戦って良しっていうコンセプトで組んだんで十文字とボンバータツヤに関しては問題なく。あとグラディオのデビュー戦のタッグを務めたのが僕と十文字なんでそこに関しても問題なくいけるんじゃないかな。
ーーデビュー戦のパートナーを務めた恩もありますもんね。
ちょっと恩返ししてもらう感じですよね。武蔵龍也は元々明王側にいたんですけど、自分がプロレスキャリアの中で多分初めてタッグ組んだのは武蔵龍也だったと思うんですよ。
大日本プロレスさんに参戦させてもらったときとかに一緒に武蔵龍也も行って、そのときもタッグ組んだりとかなんだかんだちょいちょい組むことあったんで悪くはないんじゃないかなとは思います。
ーー個々の実力は圧倒的にひいでてる部分があるのでそういった部分での安心感はあると思うんですけど、やっぱりいざ連携となると武蔵選手も自分の中にプライドとかが。
我があると思います。
⑤今後のタイトル戦について
ーー今後のタイトル戦線についてはいかがですか。
実際のところ5月の後楽園で僕はメインでKING戦をやりたかったんですよ。3月KINGベルト取ったときも、セミファイナルでメインではなかったんで5月こそって思ってたんですけど、いざ組まれたカードがKING戦でもなく、なんなら男子のタイトルマッチが一つもなくてグラディオがここにいるんで無差別も無く。なので男子のタイトルがなくて5月は決まってしまったんで、今回に関してはここに全力で挑みますけど、7月に関してはJTOの周年なんでそこはメイン狙って、あとは僕的には対戦相手はもう決まってて、GLEATのKAZMA SAKAMOTO選手と7月の後楽園でメインのKING戦の防衛戦をやりたいなと思っております。
ーー“世界を知る男”KAZMA SAKAMOTO選手は複数の団体に上がりながら、大物選手との対戦経験も豊富ですし、分厚い壁を乗り越えるっていう楽しみはありますよね。
そうですね。
ーーKAZMA SAKAMOTO選手についてはどういうイメージをもっていますか。
それこそさっきおっしゃってた通り世界を知る男ですしあとは、師匠が一緒っていうのがあるのとこの前の新木場で戦ったときに、やっぱこの人から技術を盗みたいなってあるんでふさわしいというか代表の青い血が入ってるので、それはちょっと僕的には楽しみやなと思ってます。
青い血の人と僕はいろいろ試合してみたいんで、それがキング戦でできるっていうのはまだ決まってないですけど僕は向こうもやる気満々なんでキング戦。そこは楽しみやなとは思います。
⑥今大会の注目カード
ーー他の試合の見どころも伺いますが「みちのくザ・スーパーベスト2024」、これを私は見たときに懐かしいと言わざるを得ない。本当にプレイバックTheみちのくプロレスっていう感じなんですけどこのカードを最初に聞いたときどんな風に思われました?
最初メンバーがどれぐらい集まるかわからないってのは代表が本音言ってて一応声かけたいけど、獅龍さんが引退されるということで獅龍さんというか、引退される前に集めたいけど、果たしてどれぐらい集まるのか、もしかしたらタッグマッチになるかもしれない6人タッグになるかもしれないみたいなこと言ってた中で、8人のメンツが揃ったっていうのはすごいことなんじゃないかなと思いますね。
キャリアも皆さんも30年近くある中で、これだけのメンバーがまだいるってのがやっぱすごいなっていうのもありますし、注目されるところは2代目愚乱・浪花さんなんじゃないかなと僕的には思ってるので、どういう選手なのかまだわからないですけどそれこそ僕らの試合でいう明王の『?』じゃないですけど、2代目愚乱・浪花さんがキーパーソンになるんじゃないかなと思いますね。
ーー本当にメモリアルという形の試合だと思うので、もしかしたら同じメンツはもう2度とそろわないかも知れません。
そうですね。
ーーQUEEN OF JTOの稲葉ともか選手と山縣優選手この一戦はどういう風にご覧になられますか。
4月の新木場決まったほぼ確定になった試合だと思うんですけれどもともかさんと山縣さんってクイーンオブJTOを作ってきた2人って言っても過言ではないと思うので、それこそ山縣さんもJTOの所属じゃないですけどずっとJTOに参戦してもらってて、なおかつ青い血も入ってるので、これも見ごたえがある試合なんじゃないかなとは思いますね。
ーーウナギ・サヤカ選手とAoi選手との一戦が決定しておりますこちらはいかがでしょうか。
3月のリマッチになるんですかね、確か。1回ウナギ・サヤカさんとAoiの全く同じカードが組まれてた中でウナギさんが1回防衛したんですけど、葵がここでまた再挑戦ということでウナギさんも絶賛かぶいてるじゃないですか、いろいろと。そこでAoiが今回はどれだけ食らいついてタイトル奪取できるか?言ってしまえば流出してるわけなんでJTOのベルトが、自分的にはAoiに取り戻してほしいなってところはあります。
ーー本当にウナギ選手はどの団体に行っても自分の爪痕を残していってるっていうところでは、レスラーとしての傾奇者具合を見事に出してますよね。
極彩色っていうんですかね。何色にも混ざらない色ってのがほんまにぴったりというか、どこ行ってもやっぱりウナギ・サヤカ選手っていうのが。どこにもほんまにいい意味で染まってない感じがあるので、それはすごいなっていうのは思いますね。
ーー最後に大会に向けてのメッセージをお願いします。
女子のタイトルマッチ含め色んなカードがあります。注目されるのはみちのくスーパーベストだと思うんですけれども、やっぱり僕らのカードにはキングがいて男子の無差別がいてだったりするんで他の注目されてる試合を凌駕するような試合、あとはキングなんで僕も自信を持っていきたいなと思います。
ーー有難うございました。
有難うございました。
インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)