「大谷偏重やめろ」カブス今永“メジャー1位”熱投も「中継なし」にファンの鬱憤

(写真・AP/アフロ)

カブス今永昇太が、5月2日(日本時間)のメッツ戦に先発登板。7回を投げて3安打無失点、7奪三振の快投をみせ、メジャートップタイとなる今季5勝めをあげた。

驚異的なのは防御率だ。ここまで6試合34回2/3を投げて、自責点はわずかに3。防御率は0.78となり、メジャートップとなった。防御率2位のスアレス(フィリーズ)が1.32、3位のベリオス(ブルージェイズ)が1.44で、今永の数字は圧倒的だ。

Xでは5月2日、「今永先生」がトレンド入り。

《今永先生スゴすぎる…サイ・ヤング行けるんじゃね??》

《今永先生の快進撃が止まらない》

と、驚異的な活躍を称える声があふれている。「今永先生」とは、数々の名言により”投げる哲学者”とも言われる今永の愛称だ。が、それと同時に多いのがこんな意見だ。

《今永先生見たいのにテレビはドジャースしかやらないから嫌になりますわ、、、》

《今日の様な山本先発の時は仕方ないにせよ、そうじゃない時は今永先発試合中継してよ。民放なら兎も角NHKは公共放送なんだからさ》

《こうした試合を中継しないNHK。いい加減大谷翔平偏重のシフトをやめろよ》

タレントの武井壮も5月1日、自身のXに

《テレビでもっと観たい シカゴではもう大人気だろうなあ、楽しそうだ!》

と投稿している。

「NHKは2024年のMLB中継について、約200試合を放送するとしています。大谷翔平、山本由伸が所属するドジャース戦は、ほとんど中継される見込みです。

しかしカブスの試合は、4月2日の今永のデビュー戦、そして4月6日からのドジャースとの3連戦がNHK・BSで中継されただけです。

今や国民的スーパースターとなった大谷ですから、ドジャース戦偏重の番組編成になることは仕方ないにせよ、もう少し放送して欲しいと思うファンが多いのは当然でしょう」(スポーツライター)

もちろん、MLBの試合を観る方法は、NHKだけではない。「スカパー!」の「J SPORTS」や、「U-NEXT」「ABEMAプレミアム」のような配信で視聴することも可能だ。ただ、有料となることがほとんど。また、MLB公式のネット配信「MLB.TV」ならMLBの全試合が視聴できるが、有料で英語のみの中継となる。

5月2日の時点で、NHKでの中継予定が発表されているのは5月16日までで、すべてドジャース戦となっている。

今永だけでなく、ダルビッシュ、菊池、マエケン、吉田らの活躍を生中継で観たいと願うファンは多いはず。みなさまのNHKさん、なんとかなりませんか――。

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