【大相撲】貴景勝がケガの状態語る 夏場所へ「できる限りのことをやっていくしかない」

貴景勝

気になるケガの状態は? 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた2日、国技館で横綱審議委員会(横審)による稽古総見が一般公開で行われた。大関貴景勝(27=常盤山)は琴桜(佐渡ヶ嶽)ら大関同士の申し合いで6番取り、1勝5敗と精彩を欠いた。

春場所は8度目のカド番を脱出する一方で、首の古傷の影響もあり14日目から途中休場。春巡業も全て欠場した。貴景勝は「(番付)上位と相撲を取るのは(3月の)春場所以来。久しぶりだったので、感覚を確かめながら。少しずつ、少しずつ判断しながら」と話し、あくまでマイペースで調整していることを強調した。

ただ、初日は10日後に迫っており、調整にあてられる時間は限られている。貴景勝は「4月はいろいろ治療しつつ、鍛えていた。(部屋の若い衆には)胸を出していた。できる限りのことをやっていくしかないので、首の感覚がどうとかは思わない。思い通りにいっても、いかなくても場所は来るので、気合を入れて頑張ります」と本番へ向けて覚悟をにじませた。

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