【MLB】今季3勝目の山本由伸は「自信を深めている」とロバーツ監督 “好相性”の相棒捕手バーンズも「浮足立ったところがない」と称賛

ドジャース山本由伸投手が1日(日本時間2日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。6回を投げて5安打無失点2四球5三振と好投し、3勝目(1敗)を挙げた。防御率は2.91。今季初のベンチスタートとなった大谷翔平投手は最後まで出番がなかった。試合は8-0でドジャースが大勝した。

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■カーブもスプリットも「良かった」

7度目の先発マウンドに上がった山本。3者凡退に退けたのは3回の1イニングだけだったが、ストレートは今季最速となる97.2マイル(約156.4キロ)をマーク。力のこもった投球で、ダイヤモンドバックス打線を封じた。

これで3試合連続クオリティースタート(6回以上、自責点3以下)となり、連続無失点も15イニングに伸ばした。メジャーデビューとなった韓国でのパドレス戦こそ1回5失点でKOされたが、それ以降の6試合に限れば防御率は1.64という数字を残している。

日本時代と同じく無双モードに入った右腕に対して、デーブ・ロバーツ監督は「ヨシノブは自信を深めている。自信があるからすべての投球を完遂できている」と見解を述べた。その上で「ストライクゾーンの速球も生きている。制球が良く、今夜はカーブもスプリットも良かった」と振り返った。

■スミスかバーンズか……采配にも注目

山本と3度目となるバッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手は「彼は良い投球をした。6点リードしたこともあり、打者を積極的に攻めた。序盤から効率的な投球で、三振を狙わずにアウトを重ねた」と評価。そして「登板するたびに自信をつけている。彼はまだ25歳で、新しいリーグに来た。それでも良いボールを投げているし、浮き足立ったところがない」と称賛した。

山本がバーンズと組んだ試合は3戦すべて無失点。一方、打撃好調の正捕手ウイル・スミスと組んだ場合は防御率5.82となっている。ロバーツ監督の起用プランも山本の今後に大きな影響を与えそうだ。

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