【宿根草ガーデニング】ほったらかしでも毎年花が咲く。ナチュラル系宿根草<厳選10種>

手間いらずで美しく育つ、野趣あふれる草花「おすすめはコレ」

植え替える手間がかからず、植えっぱなしでも毎年花が咲く宿根草。

冬は枯れたように見えても根だけは生き続け、やがて地中から芽を出し美しい花で庭を彩ってくれます。

丈夫な性質でほとんど手間もかからず、野趣あふれる草姿で庭をナチュラルに演出。今回はほったらかしでも育てられる宿根草のおすすめを、参考価格とともに紹介します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

この記事で紹介するほったらかしでも毎年花が咲く宿根草

【写真1枚目/全11枚】植えっぱなしでも美しいナチュラルガーデンが叶う!2枚目以降の写真で紹介します「ほったらかしでも毎年花咲く宿根草」
  • フロックス
  • ルドベキア
  • カラミンサ
  • アスチルベ
  • エキノプス
  • 宿根サルビア
  • ユーパトリウム
  • ガウラ
  • 宿根アマ
  • エキナセア

ほったらかしでも育てられる「手間いらずの宿根草」がメイン野趣あふれる美しい庭。その主役候補たちを次でじっくり紹介していきます。 お気に入りの花が見つかったら、このゴールデンウイークにお迎えしてみませんか?

ほったらかしでも毎年花が咲く。ナチュラル系宿根草<厳選10種>

フロックス

背丈が高い品種なら花壇の背景に!「フロックス」
  • 学名:Phlox
  • 科名・属名:ハナシノブ科クサキョウチクトウ属
  • 開花期:3~11月ごろ

品種が多く、それぞれ開花期や草姿が異なるフロックス。背丈が高いものは庭の主役に、低めでコンパクトにまとまるものはわき役にピッタリです。

多湿を嫌うので水やりは控えめにしましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

ルドベキア

まるで小さなヒマワリ!夏ガーデンを明るく彩る「ルドベキア」
  • 学名:Rudbeckia
  • 科名・学名:キク科オオハンゴウソウ属
  • 開花期:7~11月ごろ

ルドベキアは50~70センチの高さで咲きそろう黄色い花が鮮やか。ヒマワリのようにパッと花弁を開き、夏の庭を華やかに彩ります。

やせ地でもたくましく育つ強健な性質です。

※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)

カラミンサ

可憐な小花が鈴なりに咲く「カラミンサ」
  • 学名:Calamintha
  • 科名・属名:シソ科トウバナ属
  • 開花期:5~11月ごろ

シソ科特有の爽やかな香りを漂わせるカラミンサ。白や紫・ピンクの小花が鈴なりに咲き、優しげな花姿が魅力的です。

乾燥に弱いので夏の水切れに気をつけましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

アスチルベ

ふわふわしたパステルカラーの花穂がキュートな「アスチルベ」
  • 学名:Astilbe
  • 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属
  • 開花期:5~7月ごろ

アスチルベは耐陰性があるので、多少日当たりに恵まれない場所でも栽培可能。白やピンクの大きな花穂が、日陰の庭に明るさを添えてくれます。

多湿を好むので夏はタップリと水を与えましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

エキノプス

空中に浮くボールのように見える花がユーモラスな「エキノプス」
  • 学名:Echinops
  • 科名・属名:キク科ヒゴタイ属
  • 開花期:6~8月

空中に浮くボールのように見える花がユーモラスなエキノプス。トゲのある葉が野性味を感じさせ、瑠璃色の花の美しさをよりいっそう際立たせます。

乾燥に強くドライフラワーにもおすすめです。

※参考価格:600~300円前後(3号ポット苗)

宿根サルビア

スタイリッシュなたたずまいが魅力の「宿根サルビア」
  • 学名:Salvia
  • 科名・属名:科名・属名:シソ科アキギリ属
  • 開花期:6~11月ごろ

宿根サルビアは品種ごとに個性的な花姿が楽しめるのが魅力。ブルーや紫の花穂を立ち上げ、スタイリッシュなたたずまいが人気です。

日当たりや水はけのよいところに植えましょう。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

ユーパトリウム

薄紫の涼し気な花を咲かせる「ユーパトリウム」
  • 学名:Conoclinium coelestinum
  • 科名・属名:キク科コノクリニウム属
  • 開花期:7~10月

和名で「セイヨウフジバカマ」とも呼ばれるユーパトリウム。50~100センチと背丈が高く、青や紫の涼しげな花を咲かせます。

主張し過ぎない花姿に風情があり、花壇のわき役に最適です。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

ガウラ

空を舞う蝶のような花姿が繊細な「ガウラ」
  • 学名:Gaura lindheimeri
  • 科名・属名:アカバナ科ヤマモモソウ属
  • 開花期:5~11月

ガウラは細い茎に咲く小花が繊細な印象。見た目以上に性質は強く、植えっぱなしで育ちほとんど手間がかかりません。

耐暑性があるので春から秋まで長い期間花を観賞できます。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

宿根アマ

目の覚めるような鮮やかな青い花が爽やかな「宿根アマ」
  • 学名:Linum perenne
  • 科名・属名:アマ科アマ属
  • 開花期:4~7月

目の覚めるような鮮やかな青い花に清涼感がある宿根アマ。繊細な草姿が魅力で、「リナム」という名前でも知られています。

耐陰性があり高温多湿が苦手なので、半日陰で風通しのよい場所に植えましょう。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

エキナセア

ユニークな花姿がおしゃれな夏ガーデンの定番花「エキナセア」
  • 学名:Echinacea
  • 科名・属名:キク科ムラサキバレンギク属
  • 開花期:6~10月

エキナセアは暑さに強く花が少なくなる夏にも開花。初夏から晩秋にかけて咲き続け、秋には中心部だけが残ってユニークな姿に。

日なたで水はけのよい環境を好みます。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

さいごに「ガーデニング豆知識」もぜひご覧ください。

お手入れが楽ちんな宿根草で庭をナチュラルに

四季折々に姿を変えながら、庭を季節感あふれる憩いの場にしてくれる宿根草。花ガラ摘みや水やりなどをこまめにする必要もなく、強い生命力で自然の営みを繰り返します。

ほったらかしでも毎年花が咲く宿根草で、楽ちんガーデニングを楽しみましょう。

【ご参考:ガーデニング豆知識】宿根草・多年草・一年草の違いとは?

宿根草・多年草・一年草の違いを知っていますか?

さいごに、多年草・一年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物

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