【JTO】身長174cm、ジャンボ井上が5.10後楽園でデビュー「入場しただけで会場がハッピーになる選手になりたい」

TAKAみちのく率いるJTOの5月10日(金)後楽園ホール大会でデビューするジャンボ井上がプロレスTODAY編集部に来社。

身長174cmと長身のジャンボ井上にJTOに入団したキッカケ、リングネームについて、デビュー戦への意気込み、「プロレスの聖地」後楽園ホールの印象などに迫った。

デビュー前にも関わらず「プロレス業界をもっと盛り上げて、日本を元気にしたい」という大きいビジョンを語ったジャンボ井上にプロレスTODAYが初インタビューを行った。

①JTOに入団したキッカケ

――今回はJTOから新たにデビュー戦を控えるジャンボ井上選手の初インタビューとなります。本当に背が高いですが身長何cmですか?

174cmです。

――JTOに入団したのはどういったきっかけですか。

きっかけは、代表からお声掛けいただいてインスタのDMをもらって、そこから練習生になった感じです。

――結構皆さんと同じですね。ちなみに格闘技経験みたいなものはどうですか。

全くないです。

――スポーツは何かをやられてましたか。

中学生のときに陸上で高校でバトミントンやってたくらい。

――運動神経はいい方でしょうか。

体力をはあるけど、運動神経は良くないかもしれないです。

――プロレスでは体力がすごく大事なので、体力がある人は非常に恵まれている。何よりも身長が高いのは非常に武器になりそうですね。

そうですね。

――練習を去年9月から実際にやってみていかがですか。

自分でも運動神経はあんまり良くないという自覚があって難しいことも多いです。同期の子が先にできるようになって悔しい思いもしたけど、時間かかっても絶対できるっていう気持ちでやってきました。

――普段では味わえないものにチャレンジしようとするその心意気みたいな部分は素晴らしいと思います。元々プロレス自体は好きだったんですか。

そうですね。この2、3年でハマっていわゆるプ女子で試合もよく見に行ってましたね。

――どの団体が最初のきっかけだったんですか。

新日本プロレスです。

――誰が好きとかあったのでしょうか。

結構ジュニアの選手が好きで、高橋ヒロム選手とかYOH選手が好きです。それこそTAKAみちのく代表のこともよく見てました。

――TAKAさんもジュニアの一時代を築いた方なんでそういった方を師匠にもたれて、JTOは割とキャリアが浅い方でも、TAKAみちのくのエッセンスをみんなが上手いこと吸収されて、デビューまでの距離感が短いなということもあります。実際に練習してみて、自分に合う技とか、これはやめとこうかなみたいなものはありますか。

ありますね。できない技を無理に練習するなどはやらないんですよ。基本的に体に合った技とか、得意なところというよりは相性がいい技をやれるようにしてますね。

――今回ここだけは見せたい、やりたい技はあったりしますか。

いまコブラツイストを磨いているので、これを決めたい、見せたいと思っています。

――ドロップキックとかどうですか。

やっぱり運動神経が良くないのでまだまだ練習中です(笑)ちょっとお見せできないかも知れない。

――チャレンジする意欲がすごいと思います。ご年齢を教えていただいてもよろしいでしょうか。

37歳です。

――37歳からプロレスにチャレンジすることに勇気はいりませんでしたか。

勇気がいるけれど、年齢で考えると今しかない。例えば、20代前半の子が今はやめとこうと思っても、またチャンスが巡ってくるかもしれないけど37歳で今挑戦しなかったら次はないと思い、それで志望しました。

――すごい勇気のある決断だと思いますし、チャレンジ意欲は元から強かったんですか。

気になったことをやりたくなってしまうタイプかもしれないです。

――デビューのことは周りの方に伝えましたか。

周りの友達には練習生時代から言ってました。

――周りの友達からどのような反応が返ってきましたか。

びっくりする人が多いんですけど、同世代の友達とかすごく応援してくれます。その年齢で挑戦するのはすごい夢があるみたいな。

――本当に夢があるなと思いました。年齢を聞いて余計に興味関心を持ちましたし、チャレンジするスピリットがとても強いという感じがしました。

②リングネームに込めた想い

――リングネームがジャンボ井上になりました。リングネームはTAKA代表からつけられたということでした。そのリングネームに込めた思いとは自分の中でどのように感じていますか。

実はリングネームは初めて練習に行った日にほぼ決まってました(笑)代表が大きい私を見て、ボソッと「ジャイアントって言うよりジャンボだな」って言ったんです。それを聞いた瞬間「それだ!」と思って、その日以来初めてご挨拶する先輩方にも「ジャンボって呼んでください」と言って、練習生のうちからリングネームを定着させてきました。

私がこのリングネームを気に入っている理由はインパクトがあるから。今の女子プロレスラーの方ってお名前も容姿もキラキラしてて可愛い方多いじゃないですか。そこで勝負しても埋もれるだけだから、今の時代に珍しい「ジャンボ井上」で唯一無二になろうと思います。

代表も大きくてインパクトのある選手になって欲しいという思いで付けてくれたんじゃないかなと思ってます。ジャンボと言えば鶴田さんを筆頭に、名前やキャッチコピーで使ってこられたプロレスラーの方がいらっしゃるので、その名前に恥じない選手になりたいと思います。

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③デビュー戦への意気込み

――長身の選手との対戦は今後すごく面白くなりそうですね。デビュー戦っていうところではすごく緊張感もあるかと思いますが、現在の心境はいかがですか。

実際にまだ実感が湧かなくて、デビュー戦に対しての緊張は全然ないんです。

――見せたい思いと何かを成し遂げないといけないというところもあるし、今回はタッグマッチでパートナー選手との息も大事になってくると思います。対戦相手についてはいかがですか。

rhythmさんはもう歴5年ぐらいですかね、大先輩です。お2人(rhythm&七星)仲がとってもいいんです。タッグワークはピカイチだと思うので、そこに対して私と五十鈴の同期タッグでどれだけいけるかなっていうのはありますね。

――今回は自分自身の今までやってきたことをどれだけ負けん気を見せつけられるかというところがすごく勝負ポイントだと思うので、ぜひ頑張ってほしいと思っています。
有難うございます。

④どんなレスラーを目指している?

――どのようなレスラーを目指していますか。

ザ・ベビーフェイスな選手になりたい。恐れ多いんですけど、新日本プロレスの棚橋弘至選手のような、入場しただけで会場がハッピーになる選手になりたいです。

――陽の要素がすごい好きという感じなんですね。

私自身が会場に見に行って、棚橋選手が入場したら一緒に「GO ACE!」って言って、すごい元気をもらってるのでそのような感じになりたいです。

⑤「プロレスの聖地」後楽園ホールという場所の印象

――後楽園ホールでデビューを迎える選手も少なくなりましたが、後楽園ホールという舞台はいかがですか。

本当にすごく嬉しくて、私自身が何回もプロレスを観に行きましたし、選手と一緒に喜んだり、悲しんだり、泣いたりもして、感動と元気をもらってきた場所なので、そこに立てるということは感慨深い思いがあります。なので全力で楽しみたいと思います。

――プロレスは特殊でコンサートと違って360度みんなから見られます。待機しているところも見られてしまうと思いますけど、その緊張感のようなものはいかがですか。

元々、そんなに人前に立ちたいタイプではないですがプロレスしていると違って、今まで2回エキシビションマッチを道場マッチで、20人ぐらいのお客さんの前で試合したことがあるんですけど、緊張よりか、楽しさとか高揚感という方が強かったので、リング上ではアドレナリンが出るんでしょうね。

――それは逆にいいかもわからないですね。TAKA代表からデビュー戦に向けてかけられてる声はあったりしますか。

とにかく宣伝しろとは言われますけど(笑)デビュー戦だからといって何かっていうのは特にないです。

――今はまだないかもしれないですけど、試合が迫ってきたらあるかもしれないですね。

⑥大会に向けたメッセージ

――最後に大会に向けたメッセージをお願いします。

4月17日の新木場大会で同期の五十鈴がデビューしてます。そのとき五十鈴と同期のみず葉のタッグでこのプリズムスター(rhythm&七星)と対戦して同期タッグが負けちゃってるんですね。私、そこで悔しくなっちゃってセコンドに付いてたんですけど、リングに上がって七星さんにタテついたんですよ。それもあって今回このカードが決まったので、五十鈴と一緒に新木場の借りを返しに行こうっていう気持ちで挑んでます。

それと私はプロレスラーになるかどうかはさておきプロレスに関わる仕事をしたいって思ってたんですね。なんでかって言うと、プロレスってみんなを元気にする力があるので、私はプロレス業界をもっと盛り上げて、日本を元気にしたいという大きいビジョンを持ってます。デビュー戦がそのスタート地点に立つことだと思うので、デビュー戦でできることって本当に一生懸命戦うことくらいだとは思うんですけど、そこからいろいろ挑戦してステップアップして、業界を盛り上げるっていうところまでやっていきたいので、その第一歩を全力で頑張ろうと思ってます。

ーーデビュー戦、是非頑張ってください!

ハイ、頑張ります。有難うございました。

インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)

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