壊れた玩具を「治療」 ケアプラなどで開院 横浜市保土ケ谷区

持ち込まれた玩具に「治療」を施すドクター

壊れてしまった玩具に「治療」を施し、再び使えるようにする「おもちゃドクター」集団「ほどがやおもちゃ再生館」がケアプラザなどで定期的に「開院」している。

生涯学習支援の一環として区役所が主催している養成講座などで、おもちゃ修理の技術を身に付けた卒業生がボランティアの「ドクター」となり、壊れた玩具類を治してくれるサービス。修理費は無料(部品代金が300円以上かかる場合は依頼主に相談)。星川地域ケアプラザでは毎月第4土曜日の午前10時から午後1時まで、今井地域ケアプラザでは毎月第2土曜日の午前9時30分から11時まで、仏向地域ケアプラザでは奇数月の第3木曜日の午前9時30分から11時まで、川島地域ケアプラザでは偶数月の第3火曜日の午前9時30分から11時まで受付。

完治率は9割越え

ここ数年はセンサーやICチップを使った玩具も増加。ドクターのスキルアップも求められる。代表を務める渡辺正吾さんは「『患者さん』の期待に応えられるようスタッフ同士が研鑽を積んでいる。『完治率』は9割以上。『壊れたら捨てる』のではなく、相談してもらえたら」と話している。修理可能な玩具の種類など問い合わせは渡辺さん【電話】045・381・6794へ。HP(ほどがやおもちゃ再生館で検索)でも情報を公開している。

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