女児踏切事故受け 事故現場含む4カ所を「第1種踏切」へ 群馬・高崎市

群馬県高崎市の上信電鉄の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡した事故を受け、高崎市は事故現場の踏切を含めた4カ所を遮断機や警報機のある「第1種踏切」に切り替えることを明らかにしました。

4月6日、高崎市吉井町にある上信電鉄の踏切で9歳の女の子が列車にはねられ死亡しました。踏切は、遮断機と警報機がない「第4種踏切」でした。

高崎市の富岡市長は2日の定例会見で市内に21カ所ある「第4種踏切」のうち事故現場を含めた4カ所を遮断機と警報機のある「第1種踏切」に切り替える方針を示しました。

切替を決めた4カ所は、いずれも住民が利用する踏切で、閉鎖すると利便性が損なわれることなどから既に地元の区長の了承を得ているということです。

「第1種踏切」に切り替えるための費用について高崎市は、上信電鉄には求めず国の補助金を活用するとしています。

なお、残る17カ所の第4種踏切についても地元との協議をすすめ、廃止の合意が得られた場合を除き、すべての踏切を「第1種踏切」に切り替えるため、財政支援を行っていくとしています。

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