花江夏樹主演アニメ『月が導く異世界道中第二幕』変異体・イルムガンドを一撃で仕留めたアベリアの決意に称賛の声「素晴らしい成長」

声優の花江夏樹が、主人公・深澄真(みすみ まこと)の声を務める『月が導く異世界道中 第二幕』。第十七夜が4月29日(月)よる11時からTOKYO MX、BS日テレほかにて放送された。本作は、Webサイト『アルファポリス』刊行中の同名作品を原作とした“世直しファンタジー″で、2021年の夏に放送された第一幕(全12話)の続編。キャラクターを演じる豪華声優陣も話題を集めている。深澄真の声を人気アニメ『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役で知られる花江夏樹、同じく『鬼滅の刃』で炭治郎の妹・禰豆子を演じた鬼頭明里が従者の澪役、更には『僕のヒーローアカデミア』麗日(うららか)お茶子役の佐倉綾音、『呪術廻戦』七海建人役の津田健次郎など、人気声優たちが名を連ねている。

◆エヴァとルリアの決意

第十七夜(話)のタイトルは「変異体ハザード」。闘技大会でイルムガンド=ホープレイズ(声:伊東健人)は、ロナ(声:藤井ゆきよ)からもらっていた怪しい薬を飲み続けたことによって、変異体の怪物へと姿を変えてしまった。イルムガンドだけではなく、ロッツガルドの街にいるヒューマンたちからも変異体に姿を変える者が多く現れ、街は大混乱に陥っていた。

変異体の怪物へと姿を変えたイルムガンド

真(声:花江夏樹)の元へ、街の状況を知らせにエヴァ(声:井澤詩織)とルリア(声:広瀬ゆうき)の姉妹がやって来た。真はその場で、先日2人に持ちかけた“提案”の答えを求めた。その提案とは“生まれ故郷を取り戻したいか?”というもの。エヴァは「アーンスランドの家名も、ケリュネオンの地も、それがあの場所で全てをやり直す代価だと言うのなら、喜んで差し上げます」と答えた。その答えに真は了承し、ひとまず2人を安全な場所へと避難させるのだった。

祖国を取り戻すために覚悟を決めたエヴァとルリア

同じチームの学生たちをも体に巻きつけ、今にも暴れ出しそうなイルムガンドの変異体。真が、識(声:津田健次郎)に街の被害状況を確認するように指示を出していると、巴(声:佐倉綾音)が突然「若!これは時代劇でいえば物語の“佳境”ですぞ!」と張り切り出した。意味の分からない真だが、巴は「ここをどう切り抜けるかに大団円がかかっている、そういう状況かと。魔族の策で街は混乱。因業(いんごう)な商人も善良な民も、すべての者が騒ぎの渦中におります。すなわち、わしらが望む結果に合わせて盾をし、しかも感謝される。見返りはよりどりみどりですぞ!」と商人の道が危うい真のためになると、高笑いを上げた。

イルムガンドの変異体の様子を見守る真たち一行

「見返りはさておき、この状況なら我々を敵視する商会もいくつか消えてくれるかもしれませんね」と識も賛同。真たちが解決に動いたことを魔族が知ったらよく思わないかもしれないが、ロナにだまされた真は、“魔族は関与していない”という体で騒動を収集し、街の商人や他国の貴族を見返した上に恩を売れると考えるのだった。

ロッツガルドを壊滅させるため、真をだました魔将・ロナ

◆リミア国王子の秘密

変異体のイルムガンドに立ち向かう学園の最強部隊『パープルコート』。全属性の魔法で攻撃するが、変異体は4つのうち3つの属性を無効化。有効である火属性も『パープルコート』の魔力では効かず、まったく歯が立たない。それを見ていた真の生徒たちは、戦う前からすっかり気勢がそがれてしまう。真は経験を積ませるために、あえて最初から助けることはせず、澪と識が生徒たちに戦いの指示をするよう願った。巴と真は闘技場の来賓者たちを避難させるため、来賓席へと向い、真たち一行は二手に分かれることに。

グリトニア帝国の第二皇女・リリ(画像は第十五夜より引用)

来賓席ではリミア国王やイルムガンドの父親、グリトニア帝国のリリ皇女(声:中原麻衣)、冒険者ギルドマスターでもあるルト(声:松岡禎丞)やロッツガルド学園長などの姿が。巴が転移魔法で一同を避難させ、イルムガンドの父やリミア国王と王子は、息子であるイルムガンドに自分たちが呼びかけたら元の姿に戻るかもしれないと信じ、真と闘技場へ向かった。

ルトは巴の転移魔法を手伝い、一同を避難させることに成功

◆変異体・イルムガンドとの戦い

真の生徒たちと戦う変異体のイルムガンドに向かって「イルムガンド!父だ!分からんのか!」とイルムガンドの父は叫ぶが、声は全く届かない。真もこの変異は初めて見たため、助ける手掛かりがない…。

変異体に立ち向かう真の生徒・ジンやアベリアたち

一方、アベリア(声:小坂井祐莉絵)たちは、変異体のイルムガンド相手に大きなダメージを与えられずにいた。変異体が威圧的な叫びをあげ、その力にジンたち前衛の身動きが取れなくなった様子を見て、自分が変異体を仕留めることを決意した生徒は…識に恋焦がれるアベリアだった!「私が奴を仕留める。高威力の魔力は動けないジンたちを巻き込んでしまう。だから魔術を付与した私の矢しかない。少しくらい識さんの前でかっこつけさせてよ!」。意を決したアベリアは、シフ(声:花守ゆみり)から自分の矢に魔力を付与してもらった。これは爆発する可能性がある危険行為だ…。イズモ(声:橘龍丸)に掩護(えんご)してもらい、変異体に立ち向かったアベリアは、上空に高くジャンプし、的を狙う。変異体に攻撃され傷を負いながらも「大丈夫。私にはみんながついてる!」そう言い炎の矢を放った。見事に命中し、うなり声をあげながら倒れ…遂に“変異体のイルムガンド”を倒すことに成功した。

ミスラ、ジン、変異体にとどめを刺したアベリア、イズモ(画像は第十四夜より引用)

◆とどめはアベリアが一撃!大活躍に「捨て身の一撃、めちゃめちゃ凄すぎた…!」

変異体のイルムガンドに立ち向かった真の生徒たちに、「生徒たちだけで倒すとは…素晴らしい成長だ」「あんな混乱化の中で生徒に経験させるとか中々オツだったわ」という生徒たちの活躍を喜ぶ声と共に「アベリア、かっけー!」「捨て身の一撃、めちゃめちゃ凄すぎた…!」「最後はアベリアさんの攻撃で全部持っていかれた」など、とどめをさしたアベリアを賞賛する声も多く見られた。またこの事態を画策した魔将・ロナに対しては、「策略とはいえロナはとんでもない種を蒔いたな」「ロナへの報復がどうなるか楽しみでしかたない」など、今後真がロナに対してどう出るのかが注目された。

『月が導く異世界道中 第二幕』次回は5月6日(月)よる11時よりTOKYOMX、BS日テレ他にて放送予定。

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画像提供:©あずみ圭・アルファポリス/月が導く異世界道中第二幕製作委員会

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