【気象予報士が解説】GW後半はおでかけ日和で気温上昇 そのあとは5月の嵐「メイストーム」に注意【新潟】

熱中症を警戒 暑熱順化

2日の県内は最高気温が18℃前後の所が多くなりました。平年並みか少し低いくらいでしたが、日差しの影響もあって、動くと汗ばむくらいになりました。

GW後半。気になる天気を見ると、5日まではよく晴れてお出かけ日和になりそうです。特に、5日は最高気温が広く25℃を超えて、内陸や山沿いでは真夏日に迫る所があるかもしれません。一方、GW最終日の6日は雲の多い天気で、夜は雨の所もありそうです。

また、穏やかな天気は長続きしません。
GW後の7~8日にかけて、日本海の低気圧が発達しながら本州付近を通過する見通しです。このように5月に異常に発達する低気圧を「メイストーム」と呼びます。まさに5月の嵐。雨や風が強まり、荒れた天気になる可能性があります。西日本は6日から嵐となる可能性があるため、お出かけ予定の方は、交通への影響にも注意が必要です。

さらに、嵐のあとは暑さがやってきそうです。最新の1か月予報によりますと、メイストームのあとは例年同様に晴れる日が多くなりそうです。そして気温は、月末にかけて平年よりも高い傾向になりそうです。熱中症にならないためには、『暑熱順化』が非常に大切です。過ごしやすい気温のこの時期に、運動や入浴で汗をかいて、体を暑さに慣れさせていきましょう。

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