横浜金沢交響楽団 コロナ乗り越え15周年 5月12日に定期演奏会 横浜市金沢区・横浜市磯子区

定期演奏会に向け練習する団員

2009年9月に発足した横浜金沢交響楽団(金沢シンフォニカ)が今年で15周年を迎えた。5月12日(日)には、結成15周年を記念した定期演奏会を開催。団員約50人で練習に励んでいる。

同楽団は団長の長谷川克己さんと妻の則子さん夫婦が友人らに声をかけ結成した。「地域に根差しつつ音楽的にも魅力ある楽団に」をコンセプトに、高校生から70代まで約50人の団員が所属している。毎週土曜日の夜に金沢区内を中心に練習。練習の参加率は約7割と高く、東京や埼玉、小田原などから通ってくる人もいるという。

克己さんは「みんなと一緒に演奏できるのが本当に楽しい。演奏会後のアンケートでも、楽団のみんなが楽しそうに演奏していると書いてくれる」と顔をほころばせる。則子さんは「15年あっという間だったが、コロナの影響は大きかった」と振り返る。緊急事態宣言時は夜間の活動ができなかったり、自粛する人、家族に止められる人、団から離れてしまった人もいた。活動できる人だけで続けた約3年を経て昨年5月に本格的に活動を再開した。ライフスタイルの変化などにより団員が減ってしまったため、「みんなで一緒に音楽をつくりたい」という人を募集している。

県立音楽堂で開催

第14回定期演奏会は5月12日(日)、神奈川県立音楽堂=西区=で開催。午後0時45分開場、1時半開演。山下伸介さんの指揮で、ムソルグスキー/ラヴェル編組曲「展覧会の絵」ほか。0時50分頃からはロビーで木管五重奏などのプレコンサートも。入場料1000円(自由席)。チケットはイオン金沢八景3階バンダレコード、レオカメラ(能見台駅前)、ワダシーサイド(並木1丁目商店会)などで販売。問い合わせは【メール】knht8823@yahoo.co.jp。

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