EUのグリーンウォッシュ調査、エールフランスやKLMが対象

Charlotte Van Campenhout

[ブリュッセル 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)が見せかけの環境対応「グリーンウオッシュ」の疑いで航空会社20社を調査している問題で、エールフランス航空とKLMオランダ航空、ブリュッセル航空が含まれていることが明らかになった。

航空機が排出する二酸化炭素(CO2)は気候プロジェクトや持続可能な燃料の使用によって相殺できるという主張について、科学的証拠に基づいてどの程度実証できるかを航空会社は明確にする必要があるとEUは指摘している。

エールフランスの広報担当者は、EUの欧州委員会から書簡を受け取ったことを確認した。「内容を精査しており、今後の対応について検討する」と述べた。KLMの広報担当者も欧州委から書簡を受け取ったと明らかにした。

ブリュッセル航空を傘下に置くルフトハンザ・グループも慎重に検討しているとした。

調査を受けている他の航空会社は明らかでない。EUは調査が予備段階の間は社名を公表しないとしている。

© ロイター