『DNA~今を生きる ポーランド&チェコの表現』 和歌山市で5月6日まで開催

ポーランドとチェコの作家が「DNA」をテーマに制作した作品を鑑賞できる展示会が、和歌山市のエムズギャラリー12番丁できょう(5月2日)から開かれています。

来日したポーランドの画家、マルチンコフスキさん

出展作家のうち、ポーランドの画家、アルカディウシュ・マルチンコフスキさんは、シュチェチン芸術アカデミーで教授を務めるなど、後進の指導にあたりながら、創作活動を行っていて、これまで何度も日本を訪れ、東京や大阪、神戸などで展示会を開いてきました。

今回は、マルチンコフスキさんと交流してきた和歌山県日高町出身で大阪在住の画家、松田富雄(まつだ・とみお)さんが和歌山市のギャラリーを紹介して実現しました。

展示のスタートにあたって関係者と観覧者が懇親

今回、展示されている作品の中には、マルチンコフスキさんが制作した、横顔で写る人の、顔だけが黒塗りになっている写真があり、主催するエムズギャラリー12番丁の本山祐司(もとやま・ゆうじ)さんは、「今回の作品は、本心を隠して付き合う人々が、表面上の付き合いをしつつ共存していく様子を表しています」と解説しています。

松田さん、本山さん、マルチンコフスキさん(左から)

また、マルチンコフスキさんは「日本やチェコ、ポーランドはそれぞれ違う歴史があるが、文化を分けずに繋げていきたい。観る人が、それぞれの考え方で楽しんで欲しい」と来場を呼びかけています。

取材を受けるマルチンコフスキさん

展示会は、きょうから今月(5月)6日まで毎日午前11時から午後7時まで、 和歌山市のエムズギャラリー12番丁で開かれています。

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