中学教諭が娘と口論、頬を数回平手打ち 仲裁の妻もたたく 神戸市教委が減給処分

神戸市教育委員会

 神戸市教育委員会は2日、家族に暴力を振るったとして市立中学の50代男性教諭を減給10分の1(1カ月)とする懲戒処分を発表した。昨年7月20日付。

 市教委によると、教諭は昨年5月、口論になった娘の頬を数回平手打ちした後、仲裁に入った妻の顔もたたいた。教諭は駆けつけた警察官に暴行容疑で現行犯逮捕され、後に不起訴処分(起訴猶予)になったという。市の聞き取りに「今後は決して暴力を振るわない」と謝罪したという。

 また市は2日、計1万3200円分の通勤手当を不正に受け取ったとして、交通局の男性職員(55)を戒告処分とした。職員は自宅から数キロ離れた事業所まで自家用車で通勤すると届け出ていたにもかかわらず、昨年12月と今年2~3月、月の半数以上の日を徒歩で通っていたという。(井沢泰斗)

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