「信じられないほど良い球を投げていた」ヤ軍守護神ホームズがリーグ首位の10セーブ目「素晴らしいスタートを切った」とブーン監督大絶賛!「なんてこった」と米記者も驚愕

現地時間5月1日(日本時間5月2日)、ニューヨーク・ヤンキースのクレイ・ホームズが敵地で行なわれたボルティモア・オリオールズ戦に4番手として登板。1.2イニング、23球を投げ無失点、3奪三振の好投で、ア・リーグトップとなる10セーブ目を挙げた。

この日4番手として登板したホームズは2点リードで迎えた9回、オリオールズの3番・指名打者ライアン・オハーンを相手に、最速157キロのスライダーとシンカーを巧みに繰り出す。5球目に投じたシンカーを打たれ二安打を許すも、次打者のライアン・マウントキャッスルをスライダーで空振り三振とした。続くパイレーツの5番・コルトン・カウザーを遊ゴロとし、6番・ジョーダン・ウエストバーグも三ゴロに仕留めて、2対0でヤンキースがオリオールズに勝利した。

この日のホームズの投球に “ピッチングニンジャ”で知られるMLBの投手アナリスト、ロブ・フリードマン氏もピッチング動画と共に、「クレイ・ホームズ、157キロのシンカーと136キロのスイーパー。なんてこった、信じられない」と右腕投手の圧巻投球を絶賛した。

またMLB公式も試合終了後、記事を更新し「ヤンキース(20勝12敗)は、今シーズン20勝を達成した最初のア・リーグのチームとなり、ヤンキースは事実上の首位タイに返り咲いた。ホームズが重要な役割を果たした」と右腕の活躍を称えた。
さらにヤンキースのアーロン・ブーン監督が試合後に「彼は今年、信じられないほど良いボールを投げて、素晴らしいスタートを切った」と語っていたことを伝えた。

また同メディア「31歳右腕投手は15イニングを投げて自責点はまだ1つもなく、わずか1つの四球に対して16の三振を奪っている。ホームズのシンカーとスライダーのコンビネーションは、ボルチモアの上位打線を沈黙させたとき、いつもより破壊的に見えた」とここまでの成績を伝えた上で、称賛している。

ホームズの圧巻のピッチングをチェックした野球ファンからは「エグすぎる」「シンカーえぐ」「今まで見た中でもかなりクールだ」「魔球だ」「一体なにが起きてるんだ」「お手本の様なフロントドアのシンカー」といった驚きと称賛の声が寄せられている。

なお、ここまでホームズは15試合に登板し、10セーブ、16奪三振をマークしている。

構成●THE DIGEST編集部

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