“罰当たりな犯行”神社の屋根がごっそり剥がされ盗まれる　高騰する“銅”を狙った犯行か＝静岡・小山町

静岡県小山町で神社の屋根が剥がされ、盗まれる被害がありました。全国で相次ぐ神社を狙った盗難被害には、共通点がありました。

＜東部総局竹川知佳記者＞
「あちらですね。拝殿の奥の本殿の屋根が広範囲にわたって剥がされています」

小山町阿多野にある学問の神様、菅原道真公を祭った阿多野天神社です。

人気の少ない場所にある無人の神社の屋根が、ごっそり無くなっています。

＜東部総局竹川知佳記者＞
「屋根の一部のようなものが落ちています。ここから盗ったんでしょうか。かなり高さがあって、はしごなどがないと難しそうです」

無理やりはがしたのか、めくれあがっている部分もあります。

無人の神社を狙った罰当たりな犯行。

小山町などによりますと、4月29日に散歩中の人が被害に気付いたといいます。この神社の屋根を狙った事件、静岡県内をはじめ、全国で相次いでいます。

2023年10月には静岡市の神社が…、小山町でも2024年に入って同様の被害が5件確認されています。

これらの被害には共通点があります。それが銅板。捜査関係者などによりますと、高騰を続ける銅を狙ったものではないかみられます。

町では、被害届を提出。警察は窃盗事件として、捜査を進めています。